金曜日、大好きな2人と大人な飲み会をしてきました。
勿論私はノンアルコールですが。
おそらく、出産や育児でもうしばらくこの飲み会には参加できないと思うと、色々と見えてくるものがありました。
この飲み会のメンバーは34歳(同い年)の弁護士の男性と46歳の以前の部署の女性です。
女性は私と同じく薬学の専門家です。
3人は以前の部署で仕事が一緒になり、知り合いました。
この飲み会はいつも都内のオシャレなところで開催されますし、当然美味しいものが食べられます。
このメンバーの飲み会の日は2次会が必須なので12時くらいの帰宅を許してもらいます(流石に先日は早く帰ってきましたが(笑))。
トークの内容も下ネタから仕事まで多岐にわたりますし、何よりおふたりとも頭の回転がよくて、迷惑をかけるような飲み方もなさらないで、大変面白くて、毎回楽しみです。
要は、おふたりがとても魅力的なんですね!
でも、この愉しい関係は妊娠・出産により失われていくことでしょう。
子供が欲しくて、今まで頑張ってきました。
子供が産めないことに苦しんできました。
流産で悲しい思いをしました。
子供が持てない自分に劣等感がありました。
ずーっと、子供という家族を持ちたかった。。。
無事に出産まで至ることができるのかまだわかりませんが、幸運なことに3回目の妊娠をしている今、「かつての自分が持っていて、これから一時的に手放さなければならないもの」が少しずつ見えてきました。
頭を使う本を読む時間
勉強をする時間
音楽を聴く時間
家を丁寧に掃除する時間
難解な料理を作る時間
1週間分の弁当を美しく詰める時間
長風呂する時間
素敵な飲み会に参加する時間
素敵な飲み会の参加費(1万円)
静かなレストランでの食事
長時間のフライトを要する旅行
素敵なお洋服を買いに行く時間
素敵なお洋服の購入費(数万円)
ダラダラ過ごす幸福な時間
その他諸々。。。
子供が生まれると経済的に余裕があった34歳のサラリーマンの生活とはガラッと変わりますし、お金も時間も使い方が変わります。
例えば、つわりですら様々なことに制限がかかります。
気持ちが悪かったり、頭が痛かったりで、読みかけの本が読めなくなりました。
そもそも本を読む気力もありません。
レモンジュースや梅干しで復活しても、すぐにまた体調不良に見舞われ、出産や育児の勉強もままならず、出産に向けた部屋の片付けもできず、買い物もできず、体重管理もテキトーで完璧主義者の私は辛い思いをしています。
でもそれは、子供が生まれたら完璧にはできなくなることに今から慣れろと言われているようにも思います。
未熟者の私は、いつも「今」の自分が手にしている幸福に気づけません。
手にしていない幸福のことばかり考えてしまいます。
不遜ですね。
子供が生まれて、毎日が大変でも、その時その時の幸福を見つめられるように在りたいと思いました。
そして、そういうことを子供に伝えたいと思いました。
オシャレなお店で美味しい料理を食べるのとは違う幸福が訪れるのだと、決して幸福を失うわけではないのだと、信じて日々大切に過ごしていきたいと思います。
だって、あれほど欲しいと思い続けてきた我が子なのですから。