ヒューリックホール東京『怪盗探偵山猫 the Stage』 | ANNEX324

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都内在住30代。買いものや観劇の記録など

 

 

今年の1月なのでかなり前ですが、「怪盗探偵山猫 the Stage」を見てきました。

 

ヒューリックホール東京が元の日劇のスクリーン1のことなんだと今回初めて知った…。

日劇自体、古い映画館でそもそもが演劇用の劇場みたいな高級感あるデザインだし、戦後すぐは映画とショーの2本立てで上演していたこともあったそうなので、TOHOシネマズ日劇の営業終了後、演劇用のホールとして生まれ変わったのは必然的だったのかなと思います。

だけどコロナ禍の影響もあってか、ロビーや廊下が作業途中で放り出されたみたいな雑然とした雰囲気のまま営業されてるのはちょっと残念だったかな。

 

山猫シリーズは原作も亀梨和也さん主演で放送されていたドラマ自体も未見でしたが、義賊もので分かりやすく、休憩なしの2時間でもきちっとシリアス、アクション、コメディの要素とメリハリがあって、だれることなく最後まで楽しめました。

 

 

 

 

キャストは2.5でおなじみの知名度と実力のある方たちで構成されていて、主役の山猫はおなじみ北村諒さん、山猫を追う刑事・霧島に和田琢磨さん、その同僚福原に瀬戸祐介さん、山猫と不思議な協力関係になる雑誌記者役に赤澤燈さん。

北村さんの大きなお目目としなやかな身体能力からくるアクション、人を食ったような飄々とした演技が山猫という存在にぴったり。

和田さんや瀬戸さんのスーツ姿も眼福でした。

脇を固める徳山秀典さんや村田充の存在感や個性も光っていたと思います。

 

演劇のセットはシンプルで、演技やちょっとした配置の違いで場面展開を表すようなザ・演劇という感じが好きなので、今回コンクリート打ちっぱなしのようなセット3層で山猫のバーや警察署、居酒屋やマンションの一室などを表現したり、上下で時間軸を変えて回想場面を表したりしていた演出がとても好みでした。

高さがあるので山猫のワイヤーアクションも活きていたと思う。

 

 

 

 

現在Blu-ray&DVD発売中。

お話はまだまだ続けられそうだし、続編もやってくれたら嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

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