11年以上続けた手作り雑貨の店。
この1月15日に無事閉店しました。
今は、閉店の作業に没頭している日々です。
思えば12年前、定年退職してすぐに引っ越しの準備をし、2010年4月に南房総にやってきました。
それからの半年、開店準備で大忙しの日々でした。
これから始めるお店をどんなふうに創ろうか、ワクワクしながらの作業でした。
そして今は、その反対の毎日です。
お店を閉めると決めたけれど、そこには何とはなしの切なさが漂います。
30人余りの作者の方への、報告とお礼の手紙。
残った作品の棚卸し。
店に来られない作者の方へのゆうパック作成。
来てくださった方への返品とお別れ。
店が徐々にガランドウになっていきます。
でも、寂しさだけではありません。
たくさんの方に
「ありがとう」
「楽しい経験をさせていただきました」
などなど、優しい言葉をかけていただきました。
私にとっても、楽しくやりがいのある歳月でした。
そんなある日、残った作品を入れる箱を、台所の空き箱置き場から引っ張りだしてきました。
昨年生協で買ったロシアケーキの箱が、なかなかいい感じ。
この人の作品はこれに入れよう!
そう決めて、ロシアケーキの空き箱の蓋をとったら・・・
な、なんと!
箱の中に取り残された一切れが、ひっそりと片隅に。
文句も言わずに、納まっていたのでした。
まるで、終電に乗ったまま、暗い車庫に納まってしまった乗客のように。
でも、そこは食いしんぼうの私。
すかさず賞味期限を見たら、2022年の5月と。
よかった~。
この子を見捨てないですんだ。
今日のおやつはこれだ!
切ない閉店作業の時間の中に、つい笑ってしまうこんな楽しいことも。
さあ、次のステップに向かって、がんばろうかな。
こんな日々を楽しむことにいたしましょう。
作者の皆さん。
お買いものに来てくださった皆さん。
本当にありがとうございました。
できればこの秋開店予定の、おしゃれ&おしゃべりの店で、またお目にかかれますように。

