大学生のころだったか

 

実家の寺が

いつごろから続いているのか

まとめられた記録を
見せてもらったことがあります。

 

室町時代に

現在の場所に寺が開かれ

700年以上続いている、

と知ったとき
 

そんなにもこの寺が
守られてきたことに

驚きと、感動を覚えました。

 

自分のルーツを

たどるのは

 

今、生きていることを

違った角度から

実感することに
つながりますね。

 

 

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今回ご紹介する絵本は、こちら。

 

わたしたちをつなぐたび
イリーナ・ブリヌル 文
リチャード・ジョーンズ 絵
三辺律子 訳
WAVE出版

 

深い谷を越え
森を抜けた先に

住んでいる女の子は

 

お母さんと二人で
幸せな毎日を
すごしていました。

 

森の生きものたちを見ながら

どの動物にも
お父さんとお母さんがいることに

気付いた女の子は

 

ある日、お母さんに

たずねます。

 

「どうしてわたしには
お母さんしかいないの?」

 

「そうね。

お母さんが、とっても好きで
ずっと一緒にいたいと思う
相手に出会えなかったからよ」

 

「じゃあ、わたしはどこからきたの?」…

 

 

自分はどこからきたのか

 

自分は何者なのか

 

それは

成長する過程で
誰もがもつ想いなのでしょう。

 

たとえ、今

一緒にいる家族が

大好きで大切だとしても

 

自分が何者か、という
疑問や興味は

 

それとは別のところに

位置しているのだと思います。

 

 

女の子は、

お母さんの話を聞いても

どうしても不安がぬぐえず

 

森の動物たちに
聞いて回ります。

 

何度か聞いていくうちに

 

かごに入っていた
赤ん坊の自分を
連れて帰ってくれた

キツネに出会い

 

その赤ん坊を
見つけた場所まで
案内してもらいます。

 

 

この物語は

子どもが親にする

シンプルな質問から
はじまって

 

動物たちのことばを借りながら

予想外の展開に

なっていきます。

 


自分のルーツを知った女の子が

とった行動に対して

さまざまな意見が
生まれるかもしれません。

 

 

今回のようなテーマを

絵本というかたちで

世に投げかけることは

 

大きな意味があると感じます。

 

 

最初と最後の

見返しの部分に

ぜひ注目してみてください。

 

 

 

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