NHK朝ドラの
「虎に翼」が面白くて!

 

私にしてはめずらしく
録画して毎日見ています。

 

主人公は
戦前、女性初の弁護士となり

戦後はいろいろあって
家庭裁判所の判事となりました。

 

家庭裁判所そのものが
昭和25年に新しくできたので
様々なケースに対応していますが

 

今回は、とても
切なくなる事例でした。

 


父が日本人、母がフランス人の少年は

戦前、スパイだなんだと
揶揄されて

かなり辛い目にあいました。

父はほかの女性と浮気をして
母との夫婦関係は最悪。

 

少年は居場所がなく
受け入れてくれたのは
犯罪がらみのグループ。

そのグループの仲間と
犯罪を犯し
何回もつかまりました。

 

両親が離婚するということで
親権をどちらにするか、という

話し合いがなされていますが

 

父も母も、少年の親権を拒否。

 

父は新しい女性と結婚するから。
母はフランスに帰国して
やり直したいから。

 

話合いを何度重ねても
進展はなく、

親権の調停は難航します。

 

 

主人公は、
少年本人の希望を
聞きたいと思いますが
 

少年はこれまで
誰にも一言も話そうとしません。

 

やっと、主人公が

少年本人と話をできることになり

 

こう語りかけるのです。

 

 

「私は本音ではね。
別にご両親にこだわる必要は
無いと思っているの。

 

もっと本音を言えば
ご両親にあなたを任せたくない。

 

あなたは、犯した罪と
向き合わなければならない。

 

でも、それと同時に
あなたが生きて
大人になるまで
見守り育てることは

私たち大人全員の責任なの」

 


結局、少年は
やさしくしてくれる伯母に
ひきとられることになり
それを条件に
父親が親権をもつことになりました。

 


この内容で思い出したのが

 

大学院で心理学を学んでいるころ
研究室の教授が
お話してくれたことです。

 

 

「どうしても親でなければ

ダメだ、ということは

ないと思っている。

 

ここの相談室で
話し合っているケースの中には
親と一緒にいるほうが

生命の危険を伴うこともある。

 

その場合、

子どもの成長、特に

心理的な発達に与える
ダメージは

とても大きい。

 

人は

自分を分かってくれる、

自分を慈しんでくれる

信頼できる人がいれば

 

たとえそれが親じゃなくても

大丈夫なんだよ」

 

 

もちろん、

親との血縁関係は

なくなるわけではありません。

 

でも

 

親だからこうしなければ

子どもだからこうしなければ

 

それは

「絶対」ではないのです。

 

 

私自身、

過去の経験や

これまでの習慣で

「こういうもんだ」と
思い込んでいることが
たくさんあります。

 

 

現代は

それらが大きく

転換している時代。

 

それは

 

ずっと疑問を
投げかけられていたことに

やっと光が
当たり始めた、という
ことなのかもしれません。

 

さて、

 

私はどう考えるか。

 

いろんな人と
語り合いたいなあと
思っています。

 

 

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