昨年7月、九州の福岡県と佐賀県(ちらっと長崎県)を旅しました。

その中でも、佐賀県有田での素敵な出会いを、4回に分けてお話ししています。

(その1)父を越える

(その2)400年の時を経て

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佐賀県の「有田焼」の里。

2016年7月に有田を訪ね、

お友達のだんな様、田代隆則さんの「幸麓窯(こうろくがま)」にお伺いして

作品を見ながら、様々お話をお聞きしました。

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幸麓窯では、注文を受けてつくる器もあります。

様々なシーンで使われる器たち。

中には、

人生の節目の記念に贈られるものもあります。

「この間作っていたのが、

お孫さんの誕生祝いの贈り物として依頼されたもので。」

と、隆則さん。

有田焼には、400年間脈々と受け継がれてきた歴史があり、

私が好きな蛸唐草のような、伝統的な模様もあるのですが

依頼に合わせて絵付けをすることも、多いそうです。

「お孫さんが、申年生まれということなので、

サルの絵を描こうと思ったんです。

どんな表情にしようか

かわいらしいのがいいかな

いたずらっ子のような感じにしようか

笑ってる顔がいいよな

自分は、あまり感情を表に出す方ではないんですが

笑顔を描こうとしていると

やっぱり、こっちの顔も、笑顔になりますよね。

笑っている子ザルの顔を描くときに

自分の顔も笑っているのが分かって

これを作るために、どんな風にしようか結構悩みましたけど

なんだか楽しかったんですよ。」

そうやって、お話しをしてくれるときの

ちょっと照れくさそうな笑顔が、また素敵なんです(*´∀`*)

依頼主の方も、かわいらしいサルの絵を見て

とっても喜んでくださったそうです。

何かを贈るときって、

相手の喜ぶ顔を見たいときかもしれませんね。

その、喜んでいる相手の顔を思い浮かべているとき、

自分のほうも、おんなじ顔をしているのかもしれないな。

「あなたの笑顔が、子どもにうつる」

教員をしているときの講演会で、そんな風にお話ししたことがありました。

私自身が

楽しくて

幸せで

笑顔だと

私の周りにも

楽しさと

幸せと

笑顔が

伝わっていくのかも、しれません。

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明日は、私が有田で宿泊した「陶磁器屋さん」について紹介します。