「あ、これ、聞いたことがある」
ふと耳にしたメロディーから
記憶がよみがえる、
そんな経験はありませんか。
「音」は、目には見えません。
ですが
メロディーや音色の記憶は
そのときの情景や体験の記憶とも
つながっているのです。
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今回ご紹介する絵本は、こちら。
『THE DAM―この美しいすべてのものたちへ― 』
デイビッド・アーモンド 文
レーヴィ・ピンフォールド 絵
久山太市 訳

明け方、パパに起こされた。
「ヴァイオリンを持っておいで」
ふたりで朝もやの中、
谷にむかって歩いた…
少女と父親が訪れたのは
建設中のダムと
もうすぐ水の底に沈む家々。
いろいろな土地を巡って
音楽を奏でていた父親は、
少年の頃からこの場所でも演奏し、
小さかった娘も連れてきていました。
ここでの思い出は
音楽で満ち溢れています。
もう、誰もいなくなった家。
二人は、一軒一軒回りながら
ヴァイオリンを奏で、歌を歌い、
全ての家を音楽で満たしていきました。
ダムは完成し、
やがて美しい湖が
姿をあらわします。
以前とは変わってしまった場所。
でも、音楽は失われませんでした。
ヴァイオリンを弾いている少女は
キャサリン・ティッケルさん。
イギリス出身の、
ノーザンブリアン・スモール・パイプやフィドル奏者です。
*演奏動画はこちら
https://youtu.be/NjVJpzZhTmA?si=pwcIIhcrAIz7U1mL
父親であるマイクさんは、歌手で作曲家。
二人は、この物語のモデルとなった
ノーサンバーランドの谷間で
実際に家々を回りながら
最後の演奏をしました。
風景と溶け合うような音楽の表現が
本当に美しくて
ページをめくっていると
二人が奏でる音楽が
聞こえてくるようです。
音楽は
あらゆるところにあふれていて
いつでも私たちの心に届く。
そんなメッセージが
静かに伝わってくる作品です。
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