結局1カ月以上かかっちゃいました。
「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」
(著・武田恒泰/PHP新書)
中でも印象的だったのは、
ミシュランが東京でパリよりも多くの星をつけたとき
「ニューヨークタイムズ」が書いた記事が紹介されて、
「ミシュランは星を与えたが、東京は軽く鼻であしらった」
と伝えていたというのを紹介した章。
「ミシュランガイド東京」の発売で最も大きな衝撃を受けたのは、
あるいはパリの美食家たちだったかもしれない。
と著者は書いています。
2008年版で星つきの店が150軒で、パリの74軒を上回り、
2010年版では、三つ星が11軒になり、パリの10軒を
上回ってしまった事実を受けてのこと。
私も、2008年版は買って見た記憶があるけど、
東京で紹介されていた店を見たとき、
なんか高級店ばっかりだし、高級じゃなくても偏りを感じたし、
何か全体的に浅い感じがして、
そう感じるのは私だけじゃないとも思ってました。
で、東京には2万5,000軒もの飲食店があることもわかったし、
(パリは1万3,000軒、ニューヨークは2万5,000軒)
改めて、違った目で街を眺めるようになりました。
ミシュランの格付けはフランス人が最も信頼する基準で、
星が一つつくたびに30%の売り上げがアップしたり
銀行の融資枠にも影響があるらしいです。
で、この筆者は、
東京が世界一の美食都市に「なった」のではなく、
欧米人がようやくその事実に「気付いた」と表現するのが
正しいのではないか。
と書いているのですよ。
これは、元気が出るってもんじゃありませんか。
7章あるうちの1つの章をとってもこんな感じですが、
ほんのさわりを紹介しただけです。
ほかに、実は世界最古の土器は
日本の青森県で出土されたものであること。
土器に付着した炭化物を試料にして調べたところ、
1万7,000年前のものだと判明したとか。
てことは、既にそのころ煮炊きをしていたってことで、
かの世界四大文明よりも前に調理をしていたということに
つながるのです。
というわけで、本当に興味深い本でした。
最後の章には、この著者と北野武さんの対談も載っています。
こんなにためになる本、あんまりないと思います。
震災の前でも後でも、ホントお勧めの本です。
これから国際化がどんどん進んでいく時代に、
日本を語れないとバカにされちゃいますから、
その勉強のためにもご一読されてみてはいかがでしょうか。
元気も出ることうけあいです
