森のようちえん「森のわらべ」の浅井智子さんがよく言われています。

 

正しさよりも温かさ。

でも、それって正しさは要らないよってことじゃなくて、温かさで満たされていないと正しさは伝わらない、順番が大事、ということで。

それには、私すごく同感なのです。

 

長男が、幼稚園の時、登園拒否をしたことがありました。

その園は、子どもに生きる力をつけてほしいという理念から、基本的に大人は手を出さない、子どもが口で伝えてくるまでは手を出さない、子ども同士で解決をさせる、というスタンスの園でした。

私もそれは良いと思います。

で、入園して、慣れて楽しく通っていた長男ですが、冬になってすごく行くのを嫌がるようになりました。

基本的に外で活動する園で、まだ3歳だった長男には、寒くて、おしっこに行くこととか、お弁当の蓋をあけることとか、いろんなことが上手にできなくなったのがつらかったようです。

朝起きて、登園しなくちゃいけないとわかると泣き出し、お迎えにいくと、「お母さんごめんね。お弁当食べられなかった。」と泣きます。

「どうしたの?」と聞くと「寒くて蓋が開けられなかった」と。

そのうち、夜中も「行きたくない」と寝言を言うようになりました。

「これできないから手伝って、って言ったらいいんだよ」と言っても、「寒くて言えない」と泣くばかり。

泣くというのもひとつの意思表示ではないかと思った私は、園に相談しても、「つらい経験を乗り越えたら成長します」・・・

そこで、一度無理言って、一緒に登園させてもらいました。

行くのを嫌がっていた長男ですが、私と一緒だとなんとか登園。

そして、みんながお散歩するのを、私と手をつないで、少し遅れながら一番後ろをついていきました。

「子どもは子どもどうしで」というスタンスの園なので、他の子たちから「大人と手をつないじゃダメなんだよ」って言われました。

でも、私はそれを受け流し、手をつないだまま歩き続けました。

そして、しばらく歩き続けたところで長男、

「お母さん、もう大丈夫。一人で歩ける。」と、自分から手を離したのです。

 

こんな経験をした後に、浅井智子さんの言葉に出会って、すごく共感。

温かさで満たされたら、子どもは自分から動いていけるんだって思いました。

あーしなさい、こーしなさい、という前に、しっかり満たしてあげたら、実はそんな教え込むことをしなくても、正しさって、自然と伝わるのじゃないかって気もしています。

 

親として、私としては、しっかり温かさで満たしてあげて、子どもが自ら動きだしたときには、きちんと手を離してあげられる親になりたいって思った出来事でした。

 

そして、このことって、たぶん食についても同じじゃないかと思っていて・・・

 

この食べ物はよくない、食べちゃダメ、と、子どもをがんじがらめにするのには違和感。

かといって、心が喜んでいればジャンクなものでも自由に食べ放題というのも違和感あって。

 

まずは、子どもが食べたいって思う気持ちにはOKしていいと思っています。

小さいときにジャンクなものを食べさせてもらえないと、成長してから反動が出ると聞きますが、それって正しさだけを要求して、子どもが食べたいという気持ちまでも否定してしまっているからじゃないかって気がしています。

子どもさんが成長されて、食で厳しくしてきたことを後悔している人も、ひっかかっているのって、ここなのかなぁと。

 

なので、子どもがジャンクなものでも食べたいって思っている気持にはOKを出してあげて、じゃあどこまでならできるのかはそれぞれの家庭での状況に応じてすり合わせていくしかないのかな、と。

 

我が家での場合ですが、家では大人から、お菓子やジュースなどを教えない、与えないというスタンスです。

そして、子どもの土台を育てて、どこかでいろいろ覚えてきて、それらを欲した時には・・・

まず、うちじゃ食べさせたくないものを買い置きしていなし、私から率先して買って与えることもほとんどないです。

そのかわり、自分の小遣いで買っているものは自由だし、特別な時や、いただいたものはありがたくいただいております。

ただ、あんまり一気にたくさん食べていたら、チクリと言っちゃうことありますが(笑)。

その辺で今のところバランス取れているみたいです。