ひょんなところから、義母の生前の写真を探していた。2年前に13回忌法要した夫の母である。36歳で夫を産んでからの写真は顔が広かった事もあり山ほどあるのだが、その中から1枚を探すのに大変だった。その1枚というのが、笑顔だったのだ。

義母は大変なおしゃれさんで、笑ったときに口の端にチラッと見える様に金歯をさしてたのだラブ

文字でこのようにかくと多かれ少なかれ下品な印象をもたれることだろうが、義母は大変な美人だったのでのでとても様になり1種のチャームになっていたおねがいだがしかし一瞬チラッと見える位の金歯なので金歯をむき出しに笑っている写真なんて見つかるはずがなかったショボーン

そのかわり主人の高校時代の通信簿…内容は私の予想を上回ってかなり良かったニヤリ他にも母子手帳やら何やら…ニヤリ

その中で義母の最初の寿退社時のサイン帳が出てきた。サイン帳の存在は義母の生前に、噂では聞いていた。キョロキョロ

本当にあったのか! びっくり







中を見てみると昭和22年と書いていた。
当時の会社員はみんな万年筆で達筆で一人一人ある人はドイツ語、ある人は漢語風、押し花を刺したり趣向を凝らしたものだった。

直筆と言うものはその人の思いが伝わってくる。(この時代生まれなくてよかったと悪筆な私は思った)

そのサイン帳は、社長秘書だったと言う結婚前の義母の美しさへの賛辞で溢れていたラブラブ

ジーンと胸に迫る思いで溢れてた私だったが、突如思い出した!
「私にもある!」

「私にも詩を送ってくれた人がいた!」

思い出した!高校卒業する時の吹奏楽部の後輩が送ってくれた寄せ書きを…一つ下の男子の後輩が書いてくれたのを思い出したのだ!

さあ家探しだ!引っ越しの時いろんなものを納戸に入れたことを思い出した。出てきた。が見ると所々薄くなって…しかし詩を送ってくれたそいつが、ご丁寧に油性のペンで書いていてくれたので助かった!
でかした!H!(君さえもつけないw)

それは与謝野鉄幹の詩だった。与謝野鉄幹と言うと、
妻をめとらば才たけて…で始まる歌しか知らない。

さすがにそういう詩だったら馬鹿じゃないかと瞬時に感じたと思うんだが、今まで見たことも聞いたこともない詩だったので、「ふーん」と思っただけでそのまま放置していた。当時は「なんじゃこりゃ?」との、何のありがたみもなく転がってた寄せ書きが突如輝きだしたのだキラキラこれぞ青春の輝きの残像と言うものではないかキラキラ!?

義母の金歯からひょうたんから駒が出た!

こちらには文学に詳しい方が大勢いらっしゃると思われます。

与謝野鉄幹の「舞」と言う詩をご存知の方いらっしゃいますか?


美しき羽すくうひ
桃色鸚哥の
見よ若き舞台の少女
くれないの舞の衣の裾とりて
脛上げぬ明き燭のもと
      与謝野寛

って詩なんですが…これって有名な詩なんでしょうか?
ググっても出て来ません。

しかし、嬉しいですよね!たとえ1人でも詩を送ってくれる人がかつていたとは…その後輩とは卒業以来会っていませんし卒業者名簿にも消息不明で消えてるんですね。

どこでどうしてるんだろうか…とつぶやくと隣で聞いていたな夫が一言


「きっとみんなに書いてたんだよ」




おい!。・゜・(ノД`)・゜・。