1月の読書 
読んだ本の数:68
読んだページ数:8206
ナイス数:2822

 

沢山の良い本に出会え、

幸先の良いスタート!

オススメも多すぎて、

投稿できず、泣く泣く数冊削除。

 

◎小説

 

「線は、僕を描く」

著者:砥上 裕將
気になりながら出遅れ、そのままになっていたが、続編を新着チェックで知り、今度こそ読んでみようと決めた。砥上さん初読み。

水墨画というよく知らない世界への不安は、読み始めたらすぐに吹き飛んだ。そして、「主語が違う?」と不思議に思ったタイトルも読了後には、これしかない、と思えた。

素晴らしかった。もっと早く読めば良かった! でも、続編をすぐに読める今で良かったのかも。

水墨画を描く姿を見たくなり、映画も観たくなった。

先ほど続編を読了し、早速こちらを再読し始め、頷いている。予約本を待つ人は、こちらの再読がオススメ!
 

 

 

「一線の湖」

著者:砥上 裕將
新着チェックで予約。シリーズ2。

あれから2年。大学3年の霜介は絵師として活躍していると思っていたがそうではなかった。悩み、焦り、不安に押しつぶされそうになるが、ある出会いから、小さな光が見え始める。紆余曲折を経たその先には……。

「感動必至」という紹介は大げさでなかった。前作を超える内容だったと思う。

読了後すぐに、前作を再読し始め、霜介と湖山先生の出会いを確かめる。ますます胸が熱くなった……! 

水墨画、揮毫会を観てみたい。余白の美を観てみたい。
 

 

「紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所」

著者:ほしお さなえ
隣市リクエスト。シリーズ7にして完結編。

読友さんから完結と聞き、ショックだった! 先に終わった「月光荘」守人のその後を、このシリーズで読めると思っていたのに……。

コロナも落ち着きを見せる中、百花は藤崎産業に入社し、新記念館の準備に力を尽くす。

それと並行して、父の作品の復刊話もあり、紙に対する作者の思いも溢れんばかり! 2冊に分けてもいいぐらいの内容だった。同期入社の3人もそれぞれ個性、魅力があった。彼らが加わり、話は広がりそうなのになあ。

ともかく、紙には魅力がある。本はやっぱり紙で読みたい! 番外編を待ちたい。
 

 

「文庫旅館で待つ本は」

著者:名取 佐和子
新着チェックで、名取さんの新作だと予約。

タイトル通り、寄贈された文庫がぎっしり詰まった書棚のある老舗旅館が舞台。

若女将は「利きすぎる」嗅覚ゆえに小説が全く読めないが、客が必要とする本を見つける嗅覚には優れている。その人のための一冊をそっと差し出す。すると、読んだ客はいつしか誰にも言えなかった心の内を語りだす……。

どの話も優しい語り口だが、ほろ苦さを含み、特に4話、5話は重い。でも、シリーズ化してほしいと思った。

食事の描写を読んでいると、この宿があれば泊まってみたいと思ってしまう。
 

 

「ジャポニスム謎調査 新聞社文化部旅するコンビ」

著者:一色 さゆり

お友だちの本。一色さん初読み。

天真爛漫といえば、聞こえはいいが、常識はずれな円花が本社の文化部に異動。お目付け役的にコンビを組むことになった山田は正反対の真面目くん。凸凹コンビによるアートの取材はとても面白いものだった。

円花の陰の努力や優秀な面も見えてきて、超前向きな姿に、山田もいつの間にか……。

続編があれば、ぜひ読みたいと思う楽しい作品。
 

 

「お人好しの希梨香 Web限定 これは経費で落ちません 番外編」

著者:青木祐子


読友さんご紹介。リンクも張ってくださったので、読めた。

最新刊11巻はまだ予約行列中だが、ますます楽しみ! https://orangebunko.shueisha.co.jp/online/kore_ha_keihi11_ss
 

◎YA

 

「虹いろ図書館 司書先輩と見習いのぼく 」

著者:櫻井 とりお

シリーズ4。気になりつつ、なかなか読めず、5が出たタイミングで、まとめ借り。

あのイヌガミさんの新卒のころのお話。昔は、こんなにオドオドして、人見知りな子だったんだと、ちょっと戸惑いながら読み始めた。でも、彼の境遇等を知れば、自分に自信が持てないのも仕方ないとわかる。そして、そんな彼を引っ張ったり、背中を押したりしてくれる素敵な先輩たち。彼らとの出会いが、あのイヌガミさんをつくったんだね。

図書館の在り方、居場所のない子どもたちについて、今回も考えされられた。
 

 

「虹いろ図書館 半分司書のぼくと友だち」

著者:櫻井 とりお

シリーズ5。新着棚で。

4から、まる3年経ち、イヌガミさんにも後輩ができた。ただ、相手は大卒なので、年は上で、仕事にも熱はなく、素直でもない。頼りになる先輩たちは去り、これは厄介。

その上、胸キュンな展開まであり、イヌガミさん、どうする? 

気になることが山積みで、どんどんページをめくってしまう。

読了後、タイトルを見直して、「そうだったんだ」と納得した上に、1を再読したら、「既に書いてあったよ!」と、すっかり忘れていた自分に呆れてしまった。

次はどういう形になる? 図書館愛、読書愛が詰まったシリーズ、続けてほしい。

 

◎児童書

 

「ともだちはしおりのこぶた」

著者:真山みな子、山西 ゲンイチ

ブロ友さんご紹介で、予約。第19回創作コンクールつばさ賞童話部門優秀賞・文部科学大臣賞を受賞してのデビュー作だそうだ。が、デビュー作とは思えない、上質の児童書♪ 

”ぷーもん”は、栞に描かれたこぶた。初めて本を読む子に使ってもらっている時だけ、飛び出して動いたりしゃべったりできる。この設定、素敵! 主人公まゆちゃんが読む本「ヨットくん」もいいお話で、ひと粒で二度おいしい。弟妹ができて不安になる兄姉さんにも読んでほしい。

山西 ゲンイチさんの絵が楽しさを倍増! 

2作目が楽しみな作家さんに出会えてうれしい。
 

 

「りすねえさんとゆきの日の手紙」

著者:大久保雨咲、かじりみな子

りすねえさんシリーズ2。新着棚で。

前巻の人物紹介で、登場しない人物がいたから、シリーズになると思っていた。今回は冬、春のおはなしで、読み物3編と漫画。

冬の衣装のりすねえさん、かわいい。そして、いきなり見ず知らずの人に手紙を書いてしまうところも、かわいすぎる(笑) 3巻では、その人物が登場するのかな? 

きっさてん「オキテイマス」は、とっても魅力的。行ってみた~い!  

おはなしも楽しく、かじりみな子さんの挿絵も素晴らしい!
 

◎絵本

 

「おしえて! あむあむさん」 

著者:間部 香代、浅野みどり

間部さんのSNSご紹介で気になっていたところ、新着棚で。

ひつじのあむあむさんは、森の編み物やさん。くまさんが着られなくなったセーターを持ってきて、あむあむさんは編み直して……。

毛糸をほどいて編み直し何度も使う、SDGsにつながるお話。毛糸のぬくもり、優しい心のぬくもりがいっぱい。

イラストレーター浅野みどりさんの絵がかわいい! 

 

 

「どすこいみいちゃんパンやさん」

著者:町田 尚子

来月の展覧会予習。出会えるのを待っていたが、無理だったので、予約。

なにゆえ、ねこ、相撲、パンがつながったのか?(笑) トークショーで聞かせてもらえるかな? 

表紙はあまりのド迫力で、ちょっと引くぐらいだが、読み始めると、文章もリズミカルで、声に出して読みたくなる♪ 今までの猫絵本、名前、ついていたかな? みいちゃんというカワイイ名前と迫力の顔のアンバランスがいいのかも? 敬老会候補。
 

◎絵本ガイド本

 

「一冊の絵本: 大人になった今だからわかること」

著者:木村 美幸

来月、地元図書館で講演会があるので、予習。読んで良かった。ますます講演会が楽しみになった♪ 

敬老会で、ここに紹介されている絵本を読んで、ここの紹介文も合わせて読んでみたいと思った。

夫もちょこちょこ読んでいたようで、「この本、いいなあ」と。嬉しくなった。

 

◎コミック

 

「オレの宇宙はまだまだ遠い」

著者:益田 ミリ
「すーちゃん」最新作を読み、前から読みたかったこちらが、北の方の市にあることがわかり、読みに行った。

すーちゃんとの関係では微妙なところもある土田くんだが、彼が主人公の本作を読むと、いいヤツだよな、と思う。絵本コーナーについても、配達についても、伯父さんについても……。最後に伯母さんと話す場面では、うるっ。

すーちゃん、見る目はあったんだよ。もっと早く一歩踏み出していたらなぁ……と、すーちゃん側の感想になってしまう(苦笑)
 

 

あっという間の1月! 

4年ぶりに姪甥と再会(右下)できて

幸せでした♪ 

左の「撫で龍」に

震災復興を願いました。

今月もよろしくお願いします(^^)

 

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