ココちゃんとダンボールちゃん
清川あさみちゃんの、
はじめてのオリジナル絵本がでた。
オリジナル絵本を作るんだ、という話しは聞いていたから楽しみにしていたんだけど、驚きがたくさんあった。
まず、あさみちゃん、こういう絵を描くのか!!というオドロキ。
「美女採集」「男糸」など写真があっての作品の印象が強くて、確かに、あさみちゃんの絵を見たことがなかった。
1ページ1ページ変わっていく色、形、表情。
どことなくあさみちゃんに瞳が似ているココちゃん。
この文のときに、こんな表現になるのか、、、
その発想。やっぱりすごい。
ことば、とてもシンプル。
ココちゃんが思っていること。
辛いこと、苦しいこと、怖いこと、求めていること。
あさみちゃんの心を覗いているような気持ちになった。それも心の核(コア)のところを。
でもこれって、
あたしも思ってる。
あたしも持ってる、この気持ちたち。
きっと、こういう気持ち、持っている人、持っていた人、多いんだろうなぁ。
人ってそんなに強くないもんね。
ただ、ふとした時に、すーっと目の前が開けたり、景色の色が変わったり、そんな時もちゃんとある。
出逢いであったり、気づきであったり。
だから、つらくてもかなしくてもくるしくても。
あまり自分と相手と起きた出来事を責めずに、
時には自分を大切に抱きしめてあげることもだいじなんだな。
向き合うことも大事、
ただ無理をするならあえて向き合わない、ということも時にはあっていい。
そのままでいい。
無理に変えようとしなくても、
いつかは変わっていく、きっと。
そんなことを言ってもらえているような気がした。
忘れがちなことだけど。
でも、きっと、こういう光もある。
うーん、すきだな。