こうよう。
高野山にて、思いがけず出逢った今年唯一の紅葉。
「紅葉、みに行きたいね~」
なんて会話も端の方に追いやってしまっていて
気が付けば相変わらず季節に置いて行かれて冷えばかりが目立つから。
久し振りにみた紅葉の、その紅い色は不思議を覚える程魅力的で。
自然が作り出す色やさまざまなものには本当に敵わないな、と改めて思うのです。
11月の激動と本当に同じ人生?と思うほど
とろりとろりと過ごしています、毎日。
ちまちまと掃除して、DVD見て、散歩して、ゲームして、ほぼ日で高田純次さんに惚れ直して。
しょっちゅう会えるヒト、たまにしか会えないヒト、会おう会おうといいながら全然会えていないヒト(これはこれでその腰の重さやシャイな感じ、波長が合いすぎるって意味で友人と言えてしまえる気がする)、もう会えないかもしれないヒト、
いろんなヒトに思いを馳せたり。
あいじょう って だいじだね。
たいせつ に たいせつ に。
あれだけ誓っていたのに(買ったばかりで読んでない本があるから、本屋さんには行かない)
これだけは我慢出来なかった(プレゼントを探している途中でつい)。
江國香織さんの新刊「抱擁、あるいはライスには塩を」を読んでいます。
もう理由とか何が何だかわからなくなっちゃうぐらい。
やっぱり江國香織さんの文章、大好き。
多分、お逢いしたことがないからわかんないけど、ご本人のことが好きなんだと思う。
毅然としていてでもロマンチストで所々甘くて清潔でなんとも絶妙な奔放さ。
いつだって、憧れちゃう。
今、読んでて思うのは、江國さんの小説に出て来る男性もやはり大好きだなぁと思うこと。
そして、毎回まるで恋をしているかのような気持ちになるということ。
ページを捲る毎に迫る、もうずっとカラダに馴染んでいる愛おしい高揚。