予測してた通りなのか。

脱被曝のために移住した人達で、限界を感じ、戻ろうかどうか悩んでいる方が増えてきているような気がします。

もちろん被曝のリスク、汚染地での生活のストレス等全て分かったうえで。

無理もないと思います。

周囲の理解も得られず、新しい土地で、特に家族バラバラになった状況下。
放射能という言葉を吐くことすら奇異の目で見られる環境。
友人や親戚とも離れ、「戻ってきなよ。」というメッセージ。

移住した当時に強い意志を持った人でも、少なからず苦しさを感じるでしょう。

事故が起きてから2年以上。

単身で意思を貫くにはとても長い時間。

これからどうしたら良いのか、私に何かを言う権限はありません。

ただ1つ言いたいのは、絶対に後悔しない決断をして欲しい、それだけです。

汚染地域に戻るリスクについては移住した方なら十分理解されているでしょう。
ご自分が本当にどうしたいのか、もう一度、こころに問いただして欲しいです。
その上での決断でしたら、どんな結果であれ後悔することはないでしょう。

ちょっと重く書いてしまいましたが、少し軽い気持ちで「しばらく戻ってみようかな?」でも良いと思います。
「やっぱり住めない、移住は必要だった」と感じるかもしれませんし、「移住なんてしなくてよかった」と感じるかもしれない。
どちらも大切な経験です。
それに、一度移住をした方なら、もし何か起きたとき、ためらわずに逃げることが出来ると思います。
大きなアドバンテージを既に持っているわけです。

ですから、もし悩むのであるならば、しっかり悩み尽してください。

それからもう1つ、あなたは1人ではない、支えあっているという意識を再確認してみて下さい。
Twitterなんか見てると、皆が反原発活動を必死で頑張り、家庭も守り、すごい人の集まりみたいに感じることがあります。
でもそんな人ばかりじゃない。
あなたはあなたなりに必死にやったんです。
「移住する」という最大の意思表示をしたではないですか。
リーダーシップを活かして、皆を引っ張っていくような人は、たぶん一部だけです(^_^;)
うさんくさいのもたくさんいますし…。

とにかく、あなたがどんな決断を下したとしても、私はあなたの味方です(なんの力にもなれないでしょうが…)。
気持ちを穏やかに、ご自分の信じる方へ向かって下さい。