ちょっと自分を誉めてみようかな、と。

ここ3年くらい、内面がすごく変化したように感じています。

最初のきっかけはHSP(Highly sensitive person)を知ったこと。
小さなころからずっと、自分には価値が無い、生きていたくないと思っていました。
それでも生きてきたのは…
実は感じていた愛情であったり、逆に深い憎しみであったり。
表面的に感じていたのは、憎しみ・怒り・復讐心。
皮肉なことに生きる原動力になっていたのかもしれません。

周りの人と同じように生活できないのも、大変な苦痛でした。
何が起きても怯え、泣き、ささいな言葉・態度にも傷つく。
周りの人間と比較して、自分だけ動揺しているのが変で、どれだけ努力しても周りと違う。
話すのも恐かった。否定されることへの恐れ、いじめへの不安・怒り。
だから、自分から話をする、声を出すことなどほとんど有りませんでした。

何をするのも必死だった。でも、誰も気付いてくれない…。

そんな想いを抱え込んだまま、自分を隠し続け、偽りながら社会に出ました。

そして発症したうつ病。
なるべくしてなった、としか言えないですね。
ちなみに、このタイミングが3~4年前です。

HSPについて知ったのも、おそらく偶然ですが同じような時期でした。
当時廃刊になっていた「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」という本(今はAmazonなどで販売しているようです)を食い入るように読みました。
といっても、最初の数ページで涙が出てきて読めなくなったんですが。

本の中に出てきますが、カウンセリングを推奨しています。
私の場合、何を思ったか、自分が心理カウンセラーになる道を選びました…。
どこからそんな気力が出てきたのかよく分かりません。
すがるような気持ちで辿り着いた結論だったのですが…。
ただ、導かれたような気がします。

個人カウンセリングを受けたり、セラピーに参加したり。
幼いころから作り上げてきた自己否定的な価値観。
ほとんどすべて書き換えました。

と簡単に書きましたが、かなり大変でした。
まず、本当の自分の感情を吐き出すことが出来なかった。
人の前で本来の姿を見せることが恐ろしかった。
およそ3年かかりました。(今も続いてるな。)

色んな方法で自己を回復させ、今に至っています。(かなり経過を省いてます)

今の自分は、というと。
本来の自分と社会における自分に大きな乖離を感じていたのですが、今はほとんど分離感はありません。
自分で自分を傷つける価値観を書き換えることが出来たので、多少のことでは自分が揺らがなくなりました。
感情に関しても同じ。
他人の感情なのか自分の感情なのか分からなくなることが良くあった(というか混同していた)のですが、今ははっきり分けて捉えているように感じます。
他にもいろいろありますが。

HSPにありがちな「自己否定感」、この元となる様々な価値観を書き換える(リフレーミング)が大きな課題かな、と思います。

最初に書かせて頂いたように、自分を誉めてあげるなら。
よく死なないで頑張ってきたな、と。

それだけです。