菟道。これは何処でしょう?
菟の道です。どこを指す地名なのか、考えておいてくださいね。
この日は必要があって、この地にやってきました。
というのも、私が好きなとある場所で、とある歴史人物の命日にあわせ、法要が行われるという話を聞いたのです。
これは行かなければならない。
私は使命感に駆られました。(なんでやねん)
そうして行ってみたものの、係員さんは(なんやねん)とちょいと怪訝な顔をしながら、
「法要ならもう終わったんですよ〜。拝観が始まる前に終わらせてて…」
と仰るではないですか。
あーインターネット信用ならん!!!
これからは電話するからな!
と思った瞬間。笑
ちょっと残念と思いながらも、折角なので内部拝観をと思い、人生初の内部拝観をしてきました。
立つと全体で5mもあるという、座ってるだけでも一丈六尺ある仏様。
雲に座り、様々な楽器を吹いている雲中供養菩薩様達。
それぞれが魅力的で、ずっとそこに浸っていたい、素敵な空間でした。
中心にはその日の特別、藤原頼通の位牌が。
もう分かりましたね?
これは外から撮った写真で、当然内部拝観の時は撮影は禁止なのですが、
阿弥陀堂(鳳凰堂)から見た阿字池はとても広く、庭園の景色も雄大に見えました。
藤原頼通が極楽浄土に似せて作ったという平等院。
頼通殿もまた、1000年前(正確には967年前くらい)には同じ場所で拝み、阿字池を、庭園を眺めていたのでしょう。
歴史観光の醍醐味ではありますが、長く残る文化的遺産に触れた時、歴史人物と同じ場所に自分が立っているのだという体験は心を震わせます。
平安時代に作られた平等院が、令和に至るまで、姿形変わりなくそこに在り続けるということ。
それは当たり前のことではなく、また千年の間、歴史遺産を丁寧に受け継いだ人がいるということでもあります。
せめてしっかりと歴史を知り、勉強することで、小さくとも歴史を受け継ぐ側になれたらいいなと思います。
さて、菟道でしたね。
平等院を後にした私は、宇治川を渡り、対岸に向かいます。
渡った先にあるのは、宇治神社。
この神社の御祭神は、菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)と言います。
実は宇治という地名、この御祭神に由来しているのです。
菟道とは、菟の道のこと。
どうして兎なのでしょう?
それは、この神社の神使に関係しています。
この御祭神である菟道稚郎子命が河内国からこの地にやってきた時、道に迷ってしまったのだそう。
そこに、突然莵が現れ、御祭神を何度も振り返りながら、案内するように進んだのだとか。
そんな莵の話が由来となって、菟道という地名がついたのですね。
何度も宇治に来ていながら、この名の由来を気にしたことなどありませんでした。
京都の土地はそれぞれに由来があり、歴史があり…ということは分かってはいましたが、やはり私はまだその辺へのセンサーがイマイチ働いていないようです。
さて、そんな宇治神社へお参りを済ませたら、次はその上にある宇治上神社へ。
この宇治の一帯は世界遺産に登録されているのですが、特にこの宇治上神社は本殿が凄い。
この神社の本殿は、日本最古の神社建築なのです。
この本殿に使われているのは、平安時代後期に伐採された木材であるという点も、見どころのひとつ。
また個人的に好きだなぁと思ったのは、宇治上神社には数枚説明書きが置いてあり、神社を参拝する時の礼儀が分かりやすく書いてあるということ。
読んでみると、私も知らないことが沢山ありました。知らないままに、あまり礼儀の良くない事をしていたのかも…。反省、反省です。
ちなみに本記事の一枚目の写真は、宇治上神社の社殿と飛行機雲です😉✨
さてさて、このようにして宇治一帯を満喫し、では帰ろうかと思った時のこと。
とあるご老人に声をかけられました。
曰く、「この裏の山に登ってみては」と。
どうやらとても景色が良いそうです。
それは登ってみようと、宇治上神社の後ろにある大吉山に登ります。
登り始めて20分ほどで、山頂に着きました。
宇治川を挟んで、素敵な風景が広がっているのがよく分かります。
やっぱり天気が良い日の京都は空と街の雰囲気がとても素晴らしいですね。惚れます。🥰
しっかり京都を満喫した所で、この次の週にはまた全然違う場所に行っていたりします。
次回もかなり面白い旅の話が出来ると思います。
楽しみにしていてください☺️
それでは、また次回!!


