すっかり暖かく(というか暑く)なりましたミシガン、気温の上昇とともに話題になるのが、”虫”問題(ダニ、蚊など。。)ですが、数週間前から州内のTicks(ダニ)に要注意、昨年よりもさらに増殖しているとのニュースをちらほら目にします。。
ちなみに昨年の同時期には当ブログ内ではこういった記事を既にUpしていましたご参照ください。
今年も上記の過去記事と似たような内容となってしまいますが、、いちおう先のリンクの最新のローカルメディア記事を参照に、重要ポイント、日本語で下記とりまとめてみました
ミシガン州内に生息する5種類のダニのうち、主流なのは下記の2種類:
American Dog Tick (Dermacentor variabilis)
-The most common tick in Michigan(ミシガンで最も多いダニ)
-Have white markings on their backs that should be visible(背中に白い模様があるので目視できる)
-Can transmit Rocky Mountain Spotted Fever and a few other tick-borne diseases(ロッキー山紅斑熱と他のダニが原因の感染症を伝染する可能性がある)
-Active from early May–November(5月初旬から11月に活動)
-Will bite humans and pets(人間とペットなどの動物を刺す)
Deer Tick/ Black-Legged Tick (Ixodes scapularis)
-Can spread potentially deadly Lyme disease(ライム病の感染リスクがある)
-Found most commonly on the western side of the state(ミシガン州西部に主に生息)
-Often Found on forest vegetation, and along trails(森やトレールなどに頻繁に遭遇)
またMDHHSでのダニに関する情報サイトはこちらとなりますが
上記のメディア記事内ではわかりやすく、刺された場合の対処方法を紹介しています
先の尖ったピン(ピンセット、毛抜き)で皮膚表面にできる限り近い部分から、ダニを抜き取る
抜く際には、ゆっくり真っ直ぐ、ねじったり曲げたりしないようにダニを抜き取る
適切に抜き取った後は、手洗いまたはアルコール消毒した手で患部をきれいに消毒する
ダニを決して指で潰したりしない
そして同記事内で報道されていたミシガン州内のライム病感染リスクマップとなります
また、別メディアでダニ予防策が記載されていたので、こちらも下記に一部要訳します
1.Be extra vigilant in warmer months.(気温が高い時期は要注意)
ダニは4月から9月に、華氏で32度以上の日が続くと活動をし始めます。
MDHHSによるとミシガン州でのライム病の感染ピークは6月と言われています。
2.Use insect repellent, and/or treat your clothing and gear.(虫除け、ダニよけ対策)
CDCによるとEPAに登録されている虫よけ商品を使用することを推奨しています。
虫除けスプレー商品だけでなく、ブーツ、服、バックバックなど他のアウトドアグッズでも推奨されているダニ除け、予防商品があります。関連するEPAサイトはこちらになります→ An EPA guide to repellents can be found here.
3.Wear light-colored clothing, and cover up(衣類は明るい色で覆う)
ダニが生息していそうな場所に出かける際には、できる限り長袖長ズボンで、直接皮膚をダニに刺されないように予防する。
薄い色の服が推奨されるのは、ダニが服についた際に、目視しやすいからということです。
Don’t stray from trails(トレールなどを長時間うろつかない)
特に背の高い、また密度の高い茂みなどがあるエリア、葉っぱの廃棄場所などは避け、トレールの真ん中をなるべく歩行するように注意してください。
4.Do a “tick check” after every outdoor outing(アウトドア活動から帰宅後は”ダニチェック”)
アウトドア活動から屋内、または車内に戻る際には、衣服にダニがついていないかチェックします。
衣服以外でもバックパックなどに張り付いている可能性があります。また子供やペットにも付着している場合があるので、確認が必要です。ダニの成虫は大きさでいうとゴマくらいのサイズ、またライム病の感染リスクが成虫前のダニは、ポピーシード(ケシの実)サイズでより小さいので、気をつけてチェックしてください。
5.Shower within two hours after coming inside(インドアに帰宅後は2時間以内にシャワーを浴びる)
ダニはシャワー中でも刺す場合があるので、シャワーを浴びる前にも全身を目視で確認してください。
腕や脇、膝の裏、腰周り、耳の裏、髪の毛や地肌など、見えづらいエリアも気をつけて確認してください。
アウトドアで使用した衣類については、乾燥機の高温で10分以上感想すれば、ダニは死滅すると言われています。
6.Know your ticks(地元の”ダニ情報”を知る)
ミシガン州のMDHHSのサイトやin this guide from MDHHS、ダニ遭遇情報サイト:Tick Encounter
また州内外で利用できる”ダニアプリ” The Tick App などを利用してダニ関連の情報を把握する。
7.What to do if you are bitten by a tick(もしダニに刺されたらどうするか)
先のとんがったピンセット、毛抜で真っ直ぐ垂直に拗じらずに、ダニを抜き取る。
もし可能であれば、抜き取ったダニはジップロックバックなどに保管し、病原菌の原因となりうるダニの特定に利用することが可能な場合があります。刺された箇所は、キレイに消毒し、先のサイトのTick Encounterに、ダニに刺された被害について報告することが可能です。
8.Should you call your doctor?(病院診察を受けるべきか?)
CDCとしては、とうりあえずwatch-and-wait approach ということで、様子を見るアプローチで、ダニに刺されてから数週間以内に具体的な症状が現れた場合(湿疹や発熱など)は、かかりつけ医に連絡するように推奨しています。
ただし、足が黒いダニ(black-legged tick)に刺された場合は、すぐにかかりつけ医に連絡した予防的な治療をするように、the International Lyme and Associated Diseases Educational Foundationでは推奨しています。
以上がリンク記事からの一部要訳となります。
上記の情報を参照の上、アウトドアにお出かけの際には注意をしてお過ごしください