さて、こちらず〜っとUpせねばと思ってくすぶっていたトピックです
まずはこれから、アナーバーに引っ越して来られる方向けの、これから賃貸物件を探す方向けをイメージしつつ、私ならどうやって探すかというアプローチで、まとめていきたいと思います
まずは基本、アメリカの賃貸物件の種類の理解から
Apartment(アパートメント)
Condo(コンドミニアム、分譲物件)
Townhouse(タウンハウス)
House(一軒家)
以上一般向けの賃貸については、ざっくり4つの種類に分かれる理解で良いかと思います
Apartment&Condoについて
まずこの2つの違いは、個人で所有できる物件か否かの違いでしょうか
個人で売買できて、オーナーがいるのがCondoで、そのオーナーと賃貸契約。
一方、Apartmentは個人ではなく大抵所有会社が運営しており、その会社から部屋を借りる契約をする、という違いになります。
またその敷地内で管理会社があるか否か、についての違いもあります。
Apartmentについては、所有している会社が同時に管理も行っているケースが多く、夏の芝刈り、冬の雪かきなども管理会社がケアをしてくれます(管理費は大抵の場合、賃料に含まれています)
Condoについては、その敷地の共有エリアを”管理”する会社またはサービスが存在する場合がほとんどですが、その”管理費”を直接か間接的に(家賃に含まれて)支払う形となります。(Condoについては、分譲物件、つまりオーナーありきの、物件になるので、一軒家同様にHOA(Homeowners Association)、そのコミュティ、敷地の自治組合費、なるものがオーナー側に少なくとも発生しています。これが賃料にどのように反映されるかは各賃貸契約によると言えます。)
その分、Apartmentも、Condoにしても、共有部分の施設(アナーバーのApartmentやCondoはプールや、屋内ジムを利用できる施設がある所が多いです)が利用できるのが、日本の一般的なアパートやマンションにはない魅力と言えます
そして、Condoについては、日本でいうと”分譲マンション”といった理解でOKかと思います。
売買が前提とされているため、結果的にApartmentより床や壁などのつくりが、しっかりと作られている物件が多いと言えます。
もちろん、Apartmentといわれる物件についても、土足が前提な文化であることから、日本で言われる”アパート”物件よりは、”しっかりめ”の作りと思って頂いてよいかと思います。アメリカのApartment物件の方が、日本のちょっとした”マンション”な佇まいはあると言えます。
そして、アナーバーのApartmentやCondoは、ハイライズ(3階建て以上)の物件は少ないので、駐在の方や単身世帯にしても、2階以上のフロアの物件に住むことは、確率としては低めと考えてOKかと思いますが、2階や1階に住むかで、床や天井の”騒音”の可能性を考慮する必要はでてくるのが、ApartmentとCondoに共通するデメリットと言えます。
Townhouse/Townhomesについて
そして、日本ではあまり聞かない、Townhouse(タウンハウス)、こちらはApartmentと同じく、大抵”管理会社”なるものが存在し、この会社と賃貸契約を結ぶ形になる物件になります。
ただ、Apartmentとの違いは、基本的に各物件の”広さ”となり、この”広さ”の違いはApartmentとは違う、建物の作りにあります。
形状として、独立した1軒家ではなく、平屋のような、または2階建ての作りの物件で、隣のユニットと隣接、または壁を隔ててくっついて作られている物件が多いといえます。
したがって、Apartmentや2階建て以上のCondoなどの場合、2階に住むか、1階に住むかで悩む形になるかと思いますが、Townhouseについては、”セミ”一軒家みたいな形なので、2フロア使えつつ、壁は隣のユニットとつながっている、という形で、天井から下に響く騒音などの心配、という意味では、負担が少なくなります。(そのTownhouseのユニットにもよりますが)
ただし、隣接しているので、横の壁側からの騒音については考慮する必要はもちろんあります
そして同じく、大抵のTownhouse(少なくともアナーバーの物件は)は、管理オフィスが敷地内に存在するので、夏の芝刈り、冬の雪かき、また洗濯機や食洗器の修理なども、メンテナンス担当者がケアをしてくれる形となります(ここはApartmentと共通する形です)
また共有のジム、プールなども備えているTownhouseが多いので、管理費を払う分(家賃に含まれている契約の場合もあります)こういった共有施設を楽しめるというメリットも、ApartmentやCondoの賃貸同様に、楽しめる形となります。
Houseについて
最後に一軒家、これについては、賃貸で借りるパターンとしては、個人のオーナーさん(大家さん)と契約するケースが大多数というのと(会社が借り上げているというケースもあるかもしれませんが)、上記の3種類の賃貸物件との大きな違いは、”管理会社”というものがない、ということになります。
さて、”管理会社”があるメリットとしては、ミシガンの長い冬の問題、雪や凍結などの、共有スペース、駐車場、ガレージ前の雪や氷の撤去を、管理会社がメンテナンスしてくれる、というところです。
また、夏に向けては、芝のメンテナンスが物件によっては発生してくるので、これまた管理会社側が、芝刈りなどのメンテナンスをしてくれる形になります。
ということで、一軒家の場合は、この”管理会社”がないわけですので、冬場の雪の処理、夏場の芝刈り、これらの主なメンテナンス作業については、契約する大家さんの”裁量”、契約時のこれらメンテナンス事項について、確認する必要が出てきますので、ご注意ください
(契約する大家さんによっては、大家さんが手配した”業者”が、雪や芝刈りをメンテナンスしてくれる契約ケースもありますし、また逆に、それらのメンテナンスは、借り主が個々に自分でケアするか、自分で業者手配してね、といった”放置”契約ケースもあり様々です)
ちなみに、House(一軒家)の場合は、Condoや一部分譲のTownhouse物件同様に、HOA(Homeowners Association)、地元の自治組合費なるものが、基本オーナー側に発生するのですが、この説明は一旦省略したいと思います。
以上意外と長くなりましたが、私自身が、2010年からのアナーバーミシガン生活では
賃貸Apartment(一人目途中で出産)→賃貸Townhouse(2人目出産)→現在の一軒家(購入)に在住
に至るわけで、これからアナーバーに賃貸でお住まいになる方には、単身またはご夫婦でもお子さんがいない世帯、お子さんがまだ小さい世帯には、Apartment、またはCondoはおススメです
また、お子さんが大きくなりつつあり、お子さん2人目もいるであれば、Townhouseに移動されるのが妥当かと思います(または最初からTownhouseを選ぶ)
そして、お子さんが3人以上いる、またはプリスクール以上、小学生のお子さんが2人以上いる、という世帯は、House(一軒家)を賃貸で借りるというのもご予算によっては、”サイズ”的な面と、”騒音”的な面では、おススメできます。
ただHouseにしてしまうと、上記に述べた共有の施設(屋外プールや、屋内ジム)といった施設が利用できないので、ミシガンの場合は季節限定となってしまうものの、屋外プールが自由に利用できる、ApartmentやCondo,Townhouseは、お子さんにとってはある意味良い選択という考え方もあります
以上別記事に改めて掲載しますが、お子さんがいる(特に小学生以上)世帯については、どのような物件に住むか云々の前に、どの学校、学区にするか、が重要なポイントとなってくるので、”学区ありき”の物件の探し方について、私の経験を踏まえて紹介したいと思っています
以上、まだ道半ばですが一部ご参照ください
後日Upした記事はこちら
ミシガン州、アナーバーで賃貸物件を探す方法(学区ありきの検索方法)