<ソ・日>8回13三振を奪い9勝目を挙げたダルビッシュ
◇パ・リーグ 日本ハム3―1ソフトバンク(2011年6月24日 ヤフーD)
これが日本のエースの実力だ。セ、パのリーグ戦が24日に再開され、日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)がソフトバンク戦に先発。8回1失点、13奪三振の快投を披露した。同戦には今オフの同投手のポスティング・システム(入札制度)でのメジャー移籍に備え、昨季球団初のア・リーグ覇者に輝いたレンジャーズのジョン・ダニエルズGM(33)が視察。その前で、三振の山を築いた。またプロ初の5番に起用された中田翔外野手(22)が8回に決勝の適時二塁打。ダルビッシュに両リーグトップタイの9勝目をプレゼントした。
バックネット裏でダルビッシュの投球を視察していたレンジャーズのダニエルズGM。8回2死三塁の場面で同行していたスカウトが慌ててスピードガンを取り出した。
球数は120球を超えている。投手として肉体的にも精神的にも一番苦しいところ。ところが、日本が誇る右腕はここで驚くべき投球を見せつけた。3番・松田に4球連続直球。スライダーを1球挟んで、最後も直球で左飛に打ち取った。この対決で投げ込んだ直球は全て150キロ超え。4球目はこの日最速153キロをマークした。
「きょうは制球が悪かった。(球種も)直球、ツーシーム、あとはカーブしか使えなかった。苦しんだといえばちょっと苦しんだかな」。それでも8回を1点でしのいだのは、120キロ台の速いカーブが要所で生きたからだった。
川崎、本多、松中、長谷川――。左の好打者が並ぶソフトバンク打線から13三振を奪った。「自分ではそんなに取っている気はしなかったが、カーブにメドがついた。右腕の位置を少し下げてから良くなった。(一番良かった頃の)4年前に投げていたカーブに戻ってきた。左打者の三振は速いカーブがほとんど」
カウントを稼ぐのに有効な100キロ前後の緩いカーブとは別に、ダルビッシュは左打者の膝元から120キロ台で落とすカーブも有する。同点の7回2死三塁で中村を3球三振に仕留めたウイニングショットもこれだった。右腕の振りを従来より下げることで斜めに強いスピンをボールに与え、曲がり幅の大きいものに再改良。打者にとっては縦に落ちるスライダーのように突如視界から消える魔球と化した。
ダルビッシュ自身は「全然関係ない」と話すにとどまったが、大リーグ球団のGMがシーズン中に来日するのは極めて異例のこと。A・J・プレラー・プロスカウト部長とマウンドに熱視線を送り続けたダニエルズGMは試合後「何も話せない」と球場を後にしたが、その表情には満足感が漂った。レ軍本拠地のテキサス州アーリントンは夏場は気温が40度近くになる。投手には過酷な環境だが、試合終盤に球速150キロ台を連発するタフマンなら心配も無用だ。
仮に今オフ、右腕がポスティング・システムを利用しての米移籍を希望すれば、日本ハム側としては話し合いには応じる用意はある。絶対エースの注目度は海の向こうでますます高まっていく。
◆ジョン・ダニエルズ 1977年8月24日、ニューヨーク州生まれの33歳。99年にコーネル大卒業。ロッキーズの球団職員を経て、03年10月にレンジャーズの編成部長、04年7月に同GM補佐、05年10月に28歳41日の史上最年少でGMに就任した。現在も30球団のGM最年少。昨年はレ軍を創設50年目で初のリーグ優勝に導き、ベースボール・アメリカ誌の最優秀フロントに選出。
≪2桁奪三振44度は歴代7位≫ダルビッシュ(日)が8回1失点で9勝目。この日は13三振を奪ったが、今季2桁奪三振は6月8日中日戦から3試合連続で6度目。通算では44度目となり鈴木啓(近鉄)の43度を抜き歴代単独7位に進出。また4回松中から三振を奪い、両リーグトップを切って100奪三振をマーク。88イニングでの100奪三振は昨年の92イニングを上回る自己最速ペースだ。ダルビッシュは07年210、08年208、10年222とシーズン200奪三振以上を3度記録。チームで3度は他に土橋がいるだけ。現在のペースなら球団記録をあっさり塗り替えそうだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5661106/
※この記事の著作権は配信元に帰属します
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6月24日(金)
ヤクルト 2 - 1 横浜 結果 18:00 神宮
勝 林昌勇(ヤ) 敗 山口(横)
阪神 4 - 2 巨人 結果 18:00 甲子園
勝 岩田(神) S 藤川(神) 敗 東野(巨)
広島 4 - 1 中日 結果 18:00 マツダスタジアム
勝 バリントン(広) S サファテ(広) 敗 三瀬(中)
西武 7 - 4 楽天 結果 18:00 大宮
勝 グラマン(西) 敗 スパイアー(楽)
ソフトバンク 1 - 3 日本ハム 結果 18:00 ヤフードーム
勝 ダルビッシュ(日) S 武田久(日) 敗 山田(ソ)
ロッテ 4 - 6 オリックス 結果 18:15 QVCマリン
勝 寺原(オ) S 岸田(オ) 敗 成瀬(ロ)
6月25日(土)
ヤクルト - 横浜 試合前 14:00 神宮
阪神 - 巨人 試合前 14:00 甲子園
広島 - 中日 試合前 14:00 マツダスタジアム
西武 - 楽天 試合前 14:00 西武ドーム
ロッテ - オリックス 試合前 14:00 QVCマリン
ソフトバンク - 日本ハム 試合前 14:00 ヤフードーム
1位 ヤクルト 50 26 19 5 .578 - 94 161 176 36 .251 3.38
2位 中日 49 25 23 1 .521 2.5 95 149 145 32 .226 2.57
3位 巨人 51 22 27 2 .449 3.5 93 146 157 38 .231 2.75
4位 阪神 51 22 28 1 .440 0.5 93 146 169 27 .245 3.04
5位 広島 51 20 26 5 .435 0 93 160 207 14 .242 3.68
6位 横浜 54 18 31 5 .367 3.5 90 173 220 37 .239 3.85
2011年6月24日 23時07分更新
1位 ソフトバンク 53 35 15 3 .700 - 91 229 124 40 .268 2.28
2位 日本ハム 51 33 17 1 .660 2 93 185 119 36 .258 2.04
3位 オリックス 53 25 25 3 .500 8 91 170 185 27 .237 3.14
4位 西武 49 22 25 2 .468 1.5 95 186 170 40 .240 3.05
5位 ロッテ 50 21 26 3 .447 1 94 173 154 23 .247 2.83
6位 楽天 52 21 28 3 .429 1 92 132 184 24 .232 3.20
2011年6月24日 23時07分更新
1位 ソフトバンク 24 18 4 2 .818 - 0 114 43 19 .264 1.75
2位 オリックス 24 15 7 2 .682 3 0 98 55 15 .262 2.15
3位 日本ハム 24 16 8 0 .667 0 0 65 34 11 .239 1.35
4位 中日 24 14 10 0 .583 2 0 79 68 15 .234 2.64
5位 西武 24 12 11 1 .522 1.5 0 94 73 19 .252 2.71
6位 ヤクルト 24 10 12 2 .455 1.5 0 57 90 11 .229 3.76
7位 巨人 24 10 13 1 .435 0.5 0 60 62 15 .229 2.33
8位 阪神 24 10 14 0 .417 0.5 0 58 85 6 .238 3.14
9位 楽天 24 9 13 2 .409 0 0 66 92 11 .237 3.63
10位 ロッテ 24 8 14 2 .364 1 0 67 68 11 .227 2.66
11位 横浜 24 7 13 4 .350 0 0 65 97 15 .240 3.80
12位 広島 24 6 16 2 .273 2 0 46 102 5 .209 3.74
2011年6月19日 19時29分更新
◇パ・リーグ 日本ハム3―1ソフトバンク(2011年6月24日 ヤフーD)
これが日本のエースの実力だ。セ、パのリーグ戦が24日に再開され、日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)がソフトバンク戦に先発。8回1失点、13奪三振の快投を披露した。同戦には今オフの同投手のポスティング・システム(入札制度)でのメジャー移籍に備え、昨季球団初のア・リーグ覇者に輝いたレンジャーズのジョン・ダニエルズGM(33)が視察。その前で、三振の山を築いた。またプロ初の5番に起用された中田翔外野手(22)が8回に決勝の適時二塁打。ダルビッシュに両リーグトップタイの9勝目をプレゼントした。
バックネット裏でダルビッシュの投球を視察していたレンジャーズのダニエルズGM。8回2死三塁の場面で同行していたスカウトが慌ててスピードガンを取り出した。
球数は120球を超えている。投手として肉体的にも精神的にも一番苦しいところ。ところが、日本が誇る右腕はここで驚くべき投球を見せつけた。3番・松田に4球連続直球。スライダーを1球挟んで、最後も直球で左飛に打ち取った。この対決で投げ込んだ直球は全て150キロ超え。4球目はこの日最速153キロをマークした。
「きょうは制球が悪かった。(球種も)直球、ツーシーム、あとはカーブしか使えなかった。苦しんだといえばちょっと苦しんだかな」。それでも8回を1点でしのいだのは、120キロ台の速いカーブが要所で生きたからだった。
川崎、本多、松中、長谷川――。左の好打者が並ぶソフトバンク打線から13三振を奪った。「自分ではそんなに取っている気はしなかったが、カーブにメドがついた。右腕の位置を少し下げてから良くなった。(一番良かった頃の)4年前に投げていたカーブに戻ってきた。左打者の三振は速いカーブがほとんど」
カウントを稼ぐのに有効な100キロ前後の緩いカーブとは別に、ダルビッシュは左打者の膝元から120キロ台で落とすカーブも有する。同点の7回2死三塁で中村を3球三振に仕留めたウイニングショットもこれだった。右腕の振りを従来より下げることで斜めに強いスピンをボールに与え、曲がり幅の大きいものに再改良。打者にとっては縦に落ちるスライダーのように突如視界から消える魔球と化した。
ダルビッシュ自身は「全然関係ない」と話すにとどまったが、大リーグ球団のGMがシーズン中に来日するのは極めて異例のこと。A・J・プレラー・プロスカウト部長とマウンドに熱視線を送り続けたダニエルズGMは試合後「何も話せない」と球場を後にしたが、その表情には満足感が漂った。レ軍本拠地のテキサス州アーリントンは夏場は気温が40度近くになる。投手には過酷な環境だが、試合終盤に球速150キロ台を連発するタフマンなら心配も無用だ。
仮に今オフ、右腕がポスティング・システムを利用しての米移籍を希望すれば、日本ハム側としては話し合いには応じる用意はある。絶対エースの注目度は海の向こうでますます高まっていく。
◆ジョン・ダニエルズ 1977年8月24日、ニューヨーク州生まれの33歳。99年にコーネル大卒業。ロッキーズの球団職員を経て、03年10月にレンジャーズの編成部長、04年7月に同GM補佐、05年10月に28歳41日の史上最年少でGMに就任した。現在も30球団のGM最年少。昨年はレ軍を創設50年目で初のリーグ優勝に導き、ベースボール・アメリカ誌の最優秀フロントに選出。
≪2桁奪三振44度は歴代7位≫ダルビッシュ(日)が8回1失点で9勝目。この日は13三振を奪ったが、今季2桁奪三振は6月8日中日戦から3試合連続で6度目。通算では44度目となり鈴木啓(近鉄)の43度を抜き歴代単独7位に進出。また4回松中から三振を奪い、両リーグトップを切って100奪三振をマーク。88イニングでの100奪三振は昨年の92イニングを上回る自己最速ペースだ。ダルビッシュは07年210、08年208、10年222とシーズン200奪三振以上を3度記録。チームで3度は他に土橋がいるだけ。現在のペースなら球団記録をあっさり塗り替えそうだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5661106/
※この記事の著作権は配信元に帰属します
【1度きりの特別価格】競馬予想ソフトパーフェクトライン
6月24日(金)
ヤクルト 2 - 1 横浜 結果 18:00 神宮
勝 林昌勇(ヤ) 敗 山口(横)
阪神 4 - 2 巨人 結果 18:00 甲子園
勝 岩田(神) S 藤川(神) 敗 東野(巨)
広島 4 - 1 中日 結果 18:00 マツダスタジアム
勝 バリントン(広) S サファテ(広) 敗 三瀬(中)
西武 7 - 4 楽天 結果 18:00 大宮
勝 グラマン(西) 敗 スパイアー(楽)
ソフトバンク 1 - 3 日本ハム 結果 18:00 ヤフードーム
勝 ダルビッシュ(日) S 武田久(日) 敗 山田(ソ)
ロッテ 4 - 6 オリックス 結果 18:15 QVCマリン
勝 寺原(オ) S 岸田(オ) 敗 成瀬(ロ)
6月25日(土)
ヤクルト - 横浜 試合前 14:00 神宮
阪神 - 巨人 試合前 14:00 甲子園
広島 - 中日 試合前 14:00 マツダスタジアム
西武 - 楽天 試合前 14:00 西武ドーム
ロッテ - オリックス 試合前 14:00 QVCマリン
ソフトバンク - 日本ハム 試合前 14:00 ヤフードーム
1位 ヤクルト 50 26 19 5 .578 - 94 161 176 36 .251 3.38
2位 中日 49 25 23 1 .521 2.5 95 149 145 32 .226 2.57
3位 巨人 51 22 27 2 .449 3.5 93 146 157 38 .231 2.75
4位 阪神 51 22 28 1 .440 0.5 93 146 169 27 .245 3.04
5位 広島 51 20 26 5 .435 0 93 160 207 14 .242 3.68
6位 横浜 54 18 31 5 .367 3.5 90 173 220 37 .239 3.85
2011年6月24日 23時07分更新
1位 ソフトバンク 53 35 15 3 .700 - 91 229 124 40 .268 2.28
2位 日本ハム 51 33 17 1 .660 2 93 185 119 36 .258 2.04
3位 オリックス 53 25 25 3 .500 8 91 170 185 27 .237 3.14
4位 西武 49 22 25 2 .468 1.5 95 186 170 40 .240 3.05
5位 ロッテ 50 21 26 3 .447 1 94 173 154 23 .247 2.83
6位 楽天 52 21 28 3 .429 1 92 132 184 24 .232 3.20
2011年6月24日 23時07分更新
1位 ソフトバンク 24 18 4 2 .818 - 0 114 43 19 .264 1.75
2位 オリックス 24 15 7 2 .682 3 0 98 55 15 .262 2.15
3位 日本ハム 24 16 8 0 .667 0 0 65 34 11 .239 1.35
4位 中日 24 14 10 0 .583 2 0 79 68 15 .234 2.64
5位 西武 24 12 11 1 .522 1.5 0 94 73 19 .252 2.71
6位 ヤクルト 24 10 12 2 .455 1.5 0 57 90 11 .229 3.76
7位 巨人 24 10 13 1 .435 0.5 0 60 62 15 .229 2.33
8位 阪神 24 10 14 0 .417 0.5 0 58 85 6 .238 3.14
9位 楽天 24 9 13 2 .409 0 0 66 92 11 .237 3.63
10位 ロッテ 24 8 14 2 .364 1 0 67 68 11 .227 2.66
11位 横浜 24 7 13 4 .350 0 0 65 97 15 .240 3.80
12位 広島 24 6 16 2 .273 2 0 46 102 5 .209 3.74
2011年6月19日 19時29分更新