トイレでサバイバル
タイトルでお分かりかと思いますが、お上品なお話ではありません。
8年前の5月、半年先に赴任していた夫の元に1歳の娘を連れてLAにやってきました。
文字通り右も左もわからない、運転も慣れていない、どうしていいかわからないで不安で一杯だった私。
その私を来て早々に打ち砕くような大事件が…。
トイレが思い切り詰ってしまい何と隣のバスタブから汚水が湧き上がってきてしまった!!
もうぞっとして、気持ち悪くて
あわてて夫と1時間離れたところに住む大家のお嬢さんに連絡。
幸い当時1歳の娘はオムツだったので、私さえ我慢すればと水も飲まずに待機。
大家さんすぐに来てくれて、ああこれで解決すると思いきや
彼女がしきりに何か私に力説する。
嫌な予感。
うちの大家さんは台湾人、ご本人は台湾に帰られていて
代わりに結婚しているお嬢さんが家を管理している。
で、その彼女曰く
”どうしてトイレットペーパーを流したの、だからこんなことになったのよ”
私はてっきりペーパータオルやナプキンと勘違いしているのだと思って
わざわざバスルームに連れて行ってトイレットペーパーを指差し
”これは流すわよね”。
すると彼女、非常識ねえという顔で
”どうして流したの、トイレの横にバスケットがあったでしょ。そこに捨てるのよ、普通”
”普通!普通!????”私のヒアリングが悪いの? バスケット!!!
そう、確かにその家のトイレには必ずピンクのバスケットがあったけど
私は普通のゴミ箱だと思って使っていたのよ。え~ん(泣)
でもどうしても納得がいかなくて勇気を振り絞って
”じゃあ大きい方をしたらどうするの”と聞いたら
”バスケットに捨てるのよ、すぐ捨てれば臭くないわよ”だって。
半信半疑の私に
”貴方は知らないでしょうけれど、この辺の家は古いから下水が整っていないの。
だから各家庭こうして処理しているのよ。
アメリカのトイレットペーパーは溶けないの”
確かに私は旅行で来てホテルやショッピングモールのトイレは使ったけれど
普通の古い家のトイレは使っていないし…しかも文化や生活様式の違いってデリケートな問題であからさまに非難できないし…と悶々とし
彼女が変えるや否や夫とエージェントに電話して
”この家には住めない!私は絶対に水洗トイレじゃなきゃだめ”と叫んだ私。
結局エージェントが
”第3世界じゃないのよ、何を考えているの。(私には言えないなあ)
自分達の非常識をテナントさんに押し付けないで”と一喝。
一大工事が入ってようやく使えるようになったけれど
それからも問題があちらこちらで..。日本の住まいでは考えられないことばかり。
それにしてもあの後、大家さんのお嬢さんが私を言いくるめようとしたのが本当に悔しくて
きちんと言い返したくて英語をきっちり勉強しようと決心したもの。
ちなみに大家さんの実家も、お嬢さんの嫁ぎ先も
バスケットに捨てているんだって。
皆さん、トイレの横に大きなバスケットがあったら要注意よ!
下世話な話ですみません。