私は昔

 

”幸せ”

 

という言葉を使うと

 

とてつもなく大きななにかを思い浮かべていました。

 

そそして同時に

 

”今手元にないもの”

 

を想像していました。

 

 

だけど、

今の年齢で思うことは

 

 

”幸せ”

って

既に持っているのだと

ひしひしと感じるのです。

 

 

莫大な成功だったり

お金だったり

人がうらやむ彼氏だったり

結婚だったり

容姿だったり

地位や名誉

 

 

何かとてつもない大きな大きな”何か”を

手に入れなければいけない幻想は

 

その時

当たり前に

何も恐れることなく手元にある

健康や親、家族や友人

若さや勢い

当たり前の生活

 

そのすべてが

年齢を重ねるごとに

貴重なものになっていく中で

 

どんどん気づいていく

 

 

幸せって

日常の中にすでにあるものなんだ

 

と。

 

 

 

ある年齢からそれに気づいてからは

今手元の幸せが磁石のように

どんどん

どんどん

幸せと感じる環境や時間を増やしてくれて

 

それが今になっている。

 

 

 

 

気持ちのいい寝具のベッドに入った瞬間だったり

 

そのベッドでグッスリ眠れた朝だったり

 

食べたかった美味しいケーキを

気持ちのいいテラスで味わったり

 

化粧水の浸透がいつもより良かったり

 

洗濯ものから

いい香りがただよったり

 

ソファでおネコさんを撫でながら

のーんびり映画を見ているときだったり

 

 

家族や友人と

一緒にいるときだったり

 

 

 

人それぞれ

その人それぞれ

 

思う

感じる

 

毎日の当たり前の生活の中に

幸せってあるのではないでしょうか?

 

 

そのすでにある幸せに

気づいて

愛でて

感謝して

 

それが

真っ暗闇の中で

目的地にたどり着くための

目印のように

 

ひとつひとつ

手に取って

味わって感じることで

 

また次へと

あらわれる

 

 

スタート地点の

既に持っている幸せを無視して

大きなものへ

大きなものへとは

なかなかたどり着くことはできません。

 

 

あなたの今目の前の

あぁ幸せ!

は何ですか?

 

 

Love,

井藤アンナ