猛暑のスペイン広場とドン・キホーテ像 マドリッド | ロンドン徒然日記 

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ロンドンの様子、スペイン旅行、食べ物、日本への一時帰国のことを中心に語っていきたいと思います。


今回のマドリッド滞在で楽しみにしていたことの一つがスペイン広場のドン・キホーテ像を見ることでした。

マドリッドのスペイン広場は、街の中心にあり、是非とも訪れてほしい観光名所であります。スペイン人が、ドン・キホーテの物語と作者セルバンテスをどんなに誇りに思っているかを感じることが出来ます。そして、ここは良い写真スポットです。

ドン・キホーテは、スペインの作家ミゲル デ セルバンテスが1605年と1615年に出版した物語です。
騎士道物語の読み過ぎで、現実と物語の区別のつかなくなった郷士が、自らを遍歴の騎士と思い込み、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャと名乗って、世の不正を正す旅にでかけ、奇行や失敗を繰り返す物語です。

ドン・キホーテと従者サンチョパンサ像は、大変良く出来ていて、それぞれの特徴を捉えています。真剣な眼差しで、ただただ前に向かって行くドン・キホーテと疲れ気味で頭を垂れているロシナンテ(馬)
情けなさそうな顔で、それでも主人に付き従ってゆくサンチョパンサ。複雑な思いのこもった彼の表情が良い味を出しています。また、サンチョパンサの乗っている、ろばのルシオの顔が可愛らしいです。

彼らが実在したら、こんなふうだったであろうと思いました。

スペイン広場のデジタル気温計を見たら、43℃と表示されていました。気温計が壊れているのかと思いました。確かに物凄く暑い日でした。

後日、ロンドンに戻ってBBC放送のニュースを見たら、北アフリカからの熱波の影響で、私がいた日のマドリッドの気温が41度迄あがったと報じていました。私が見た気温はあながち嘘ではなかったようです。
スペインは、日本と違って湿気がない暑さです。どちらが良いとも言えませんが、午後お昼過ぎから夕方まで、屋外での作業は困難です。閉まってしまう店も多いです。シェスタ(昼休息)と言う慣習があることは、理に叶っていると思います。シエスタの後、彼らは、夜まで働くことが多いようです。

日本も、もう梅雨明けして暑い季節がやってきたようですが、マドリッドも負けずの猛暑の夏でした。