未知引き絹のようになめらかで細くやわらかく透明でしかし強靭な糸が天から降り注いでいる私はそのうちの一本につながれている月光によって見えないはずのその糸はキラキラと反射して風が起こるたんびに竪琴の弦のように凛とした音を奏でる私はそのうちの一本につながれているその糸の先は何もみえないけれど暖かな誰かの手に繋がっているとそう思いながら、糸を引き寄せる