ある日、翳りゆく景色にかなしい友の歌は消えたどこまでも見渡せる平野の先に彼の描く夢はあるだろうか雨の気配を忘れて蝶に孵るためのサナギは風で寂しく揺れ軽い逡巡をしている覆った手のすき間から見える世界を許せるならもう一度手をとり階段を下りるがいい