学校に行かなくなってから彼は完全に心を閉ざしてしまった。

私に対しても。傷ついた心の精一杯の防御方法だったのだろう。

 

もともと、コミュニケーションは一方通行。

呼びかけて気が付くのはたぶん5%未満の確立かも。

 

それにも増して、彼は大きな怒りを心の中に育てていた。

たくさん我慢してきたから。

一生懸命頑張ってきたから。

 

その怒りは凄まじく、私たちの日常はとても荒れていった。

歯磨き、シャワー、全て出来ない。

ご飯ももちろん、決まったものしか食べない。

怒ると手をつけられないくらい暴れる、蹴る、物を投げる。。。。

 

どうしていいのかわからない夏を過ごした。

 

いろんな人に救われた。

専門家たちは声をそろえて、今は彼の好きなようにさせて心を休ませるように言う。

でも、これでいいの?これでいいの?

暴れて、自暴自棄になったときは、僕は死ぬんだ~って頭をベットの柵に打ち付ける。

 

彼の心を救いたいともがいた日々。

 

近所の人達には、彼が大声を出すことが多いので、事情を説明して回った。

みんな温かく理解を示してくれた、きっとまた始まったって思ってるだろうけど。。。

 

閉ざした心を少しずつ開け始めた夏の終わり。

苦しかったね。

 

少しずつママとパパと明るい未来に向かって歩いて行こうね。