職場に苦手な人がいても、「この人と一緒に仕事したくない。」
なんて言えなかった。
だって私が未熟なだけだし、きっとタイミングが来たら人の異動があるだろう。って言い聞かせてた。
仕事が辛くても、「この仕事、やめたい。」
って言えなかった。
だって私の努力が足りないだけだって思ってた。
本当は会社をやめたかったのに、「会社辞めたい。」って言えなかった。
だって辞めたら後悔するって思ってた。
夕飯作るのがしんどくても、「今日は夕飯作りたくない。」
って言えなかった。
だって子供にはちゃんとしたご飯を手作りしないといけないって思ってた。
育児に疲れても、「今日は休みたい。」
って言えなかった。
そんなふうに思う自分はダメな親だと思ってた。
月一でくる女性の日も、「寝ていたい。」
って言えなかった。
だってみんな薬飲んで頑張ってるからこんなことで寝てたらダメって思ってた。
でもね、一度やめてみて分かった。
ぜーーーーーーーんぶ、思い込みだった。
「この人と仕事したくない。」
「この仕事、やめたい。」
「会社辞めたい。」
「今日は夕飯作りたくない。」
「今日は育児休みたい。」
「寝ていたい。」
って言っていいの!
ただね、ちょっとだけ相手の立場を考えて言い換えるの。
「この人と仕事したくない。」→
「あの人と一緒に仕事をすると、私は力を発揮しにくいです。」
「この仕事、やめたい。」→
「今の仕事は合っていないです。こんな仕事であれば私はもっと役に立てます。」
「会社辞めたい。」→
「有給とって休みながら、次を考えたい。」
「今日は夕飯作りたくない。」→
「栄養たっぷりのご飯が食べられるお店探そう。」
「今日は育児休みたい。」→
「今日休ませてもらえたら、明日は穏やかに子供と関われそう。」
「寝ていたい。」→
「今日は午前中だけお願いしたい。午後からは回復すると思う。」
そうしたら、言われた相手はどう思うかな?
やめたいって言葉は
逃げじゃない。
自分を守る大事なサイン。
ほんの少しだけ
視点を変えて見て欲しい。
ちょっと言い方を変えるだけで
言われた相手は最大のサポーターにも変わるんだよ。
