「お前が女だったらなあ」。
何度聞いた言葉やら。
大抵はお酒の席ね。
貴方からも幾度か、聞いたように思うわ。
どうせなら、笑って言ってくれないとね。
真顔で言われた日には、こっちがひっくり返るから。
でんぐり返りながらも、尋ねるわ。
ところで、あと何が足りないの?
遺伝子変えれば、良いってワケ?
遺伝子XXなら、圧倒的多数の中から、選べば良いでしょう。
パートナーの選択肢の、第一条件ならしょうがないわね。
だけど冗談でも、言って貰えるだけでも光栄かしらん。
「私も、あなたがウルトラマンだったらと思うわ」。
正義のために体を張り、身を守ってくれる男らしさでね。
「大きくなければダメか?、 それほど小さくないぞ」。
そっち? アホ。 三分で去れ。
人には好みがあって。
例えば、美人というのは、大方の人がそう思うじゃない。
でも、きれいな女性といっても、特徴は様々よね。
身近な人でなければ、ファンという形でね。
それって、人それぞれの理想像ってことかしら。
美人に見える法則とかありそうね。
黄金比率とか。
どっちにしろ、だて食う虫も好き好きってことで。
女性に好かれてしまうというケースも、珍しく無くてね。
「私が治してあげる」だもの。
病気扱いかい。
「・・・あなたが男だったらなあ」。
そんなこんなでへんなおんなアンナ。
ジュンちゃん 一時お店復帰。
昨々日から今夜まで、手伝ってくれてるの。
さすがに、安心して見てられるわ。
明るいし、若手筆頭株だったからね。
実家に戻って、少し太ったかしら。
美味しいものが沢山獲れる土地らしいから。
母上が家業での、女装を許さないから、欲求不満が溜まってるんでしょ。
わかるわ。
生憎の雨続きの寒い天気で、馴染みのお客様に会わせられなくて、本当に残念ね。
新規開店のお店も、順調に滑り出してるようだから、良かったわ。
配膳係として、エプロンして頑張ってるのですって。
でも、一人息子として務めを背負うのは、ちょっと無理そうね。
落ち着いたら、完全復帰も含め、身の振り方に変化が起こると思えるわ。
いずれにしろ、幸あれ。
ジュンちゃん、本日も頑張ってよ。
明日からは、サトミちゃんが復帰することになるわ。
サトミちゃんは逆に、顔が細っそりした感じね。
だけど身体は、意外とグラマラスなのよね。
あの子も明るくていいわ。
土曜日には、よしみちゃんも加わって、楽しくなるわね。
ヘルプスタッフも個性豊かで、いい感じ。

