わたしの親戚に、畳の叔父さんという人がいました。

祖父の家に帰省した時の話です。

ある夏の日、海で泳いで帰る際に、わたしは意地を張って、「(父の)車には乗りたくない」と拒みました。

水着が濡れたままで、車に乗るのが嫌だったのです。ショボーン

「祖父の家まで歩いて帰る」と言いました。プンプン

家族は、わたしの態度に呆れ、先に帰ってしまいました。

祖父の家まで一本道なので、道に迷う心配はありません。

入り江を2つ越えれば、祖父の家だから、大丈夫なはず・・・。
車だとすぐ着くのに、子供の歩くスピードでは、思った以上に、遠く感じました。
それに、歩いたことのない道だから、不安になります。ガーン

しばらく歩くと、畳の叔父さんが迎えに来てくれました。おねがい
ひとりで帰るという、わたしを心配して、探しに来てくれたようです。
「内緒で迎えに来たから、乗りなっ!」
祖父によく似ていて、笑顔が素敵な叔父さん。

水着は乾いていたので、「うん、乗る」と言いました。爆笑

わたしのことを想ってくれる人が、好きです。
その気持ちは、今も変わることはありません。

いい人ほど、早くに亡くなると言われますが、兄弟で誰よりも先に逝ってしまいました。

いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

カレイナ♪