的野美青は、小林由依に恋している


楽屋にて


的野「あ、由依さんだ!」



さっそくソファーでゆっくりしてる小林由依を発見する的野




小林「睡ぃ、、、。」




楽屋の暖房が気持ちよかったのか小林の目がうとうとし始める




的野「眠いのかな?ちょっとうつろになっててかわいい」




村山「何見てるの?」




山崎「やっほー!」




的野「うおぉっ!って美羽と天様か!!」




同じメンバーの3期生村山美羽と2期生の山﨑天が後ろから声をかけてビックリする



村山「あぁ、また由依さんの観察か。」




的野は、楽屋にいるとよく個人用に小林由依の観察日記をスマホに書いていた




言っても内容は薄い物で好きなお菓子とか飲み物とかメンバーとの絡みとかを書いている




山崎「やってる事ストーカーと一緒だよ」




ちょっと説教する山崎




的野「うっ、存じております。けど、由依さんの愛があるから辞められないです」




村山「なら、話しかけに行きなよ。由依さんご飯行きましょうって」




的野「んな、ハードルの高い事できないよ」




村山「私なんてきらさんと毎日公園デートだよ。この間なんて一緒に区役所に行ったよ」




的野「美羽の場合、カップルのデートじゃなくて完全にキラさんの保護者じゃん」




山崎「それな笑」




村山「うっ、うるさい。ってか美青は、由依さんに対して逃げすぎなんだよ。美青って呼んだだけで恥ずかしくなって逃げてたじゃん。由依さん可哀想だったよ」




的野「私だって分かってるよ。あのチワワ顔で下の名前呼ばれて嬉しかったよ。同時にキュン死にしそうだったよ!!」




山崎「あれそうだったんだ。美青が由依さんから逃げてるの面白かったけど笑」




村山「どんだけ好きなんだよ!そんだけ好きならどさくさに紛れて隣座って来なよ。今由依さん寝てるから」




村山が指を刺すと確かに由依さんが寝ていた




ちょうどスペースもあるし、由依さんの至近距離にいける



いけるぞ



勇気を出せ




的野は勇気を出して小林の隣に座る



山崎「いけー美青」 




村山「頑張れ」



エールを送る2人




とりあえず隣に座ったけど、的野は何をすればいいのか分からずテンパっていた



その時だった




小林「あれ?天ちゃんどうしたの?」




的野「へっ?」




小林「ふふっ、こっちおいで」




そういうと的野を小林は抱きしめて寝た



的野「ふおぉぉぉぉぉぉぉ!!」




小林は完全に寝ぼけて天ちゃんと勘違いして的野を抱きしめたまま寝てしまった




山崎「ありゃ、由依さん寝ぼけてるな」




村山「抱きしめたまま寝ちゃいましたね」




山崎「由依さん枕抱いて寝る癖あるからたまに寝ぼけてメンバー抱きしめたまま寝る癖あるんだよ」




村山「へー、かわいいですね。赤ちゃんみたい」




山崎「由依さんしっかりしてるけど、寝ぼけてる時は完全に抜けてるからかわいいよ」




的野「ど、ど、どうしよ、さっきから心臓がバクバクするし、由依さんいい匂い、、、。」




的野「さっきから由依さんの柔らかいアレが身体に当たってる」




的野「じゃない!!変態みたいな感想言ってないでまだ寝ぼけてる間に脱出しないと」




的野は村山と山﨑にSOSのサインを送り助けを求める




村山「あれ?なんか美青やってる?」




山崎「ずっとバタバタしてるね。かわいいから写真撮るか🤳」




的野「なんで今写真⁈」




サインが通じてない事に戸惑う




的野は、再度助けてくださいと口パクをいう




村山「何?私今幸せです。そんなん分かってるよ」




山崎「違うよ、さっきの撮った写真くださいだよ」




ばかふたりには通じなかった




その時だった




楽屋入りした大園玲が来た




的野は大園と目が合うと助けを求める




的野「大園さん助けてください」




小林由依の事を攻略してる大園さんなら助けてくれると的野は縋った




大園「美青ちゃん⁈なんで由依さんに抱きしめられてるの?」




事情を話す




大園「あぁ、それ無理だよ。由依さん起きないと離してくれないし、無理に剥がそうとすると由依さんぎゅーってしてよけい離してくれないから。ついでに私は由依さんロックって呼んでる」




的野「由依さんロック⁈。今は突っ込んでる場合じゃない。じゃあ起きるまでこのままって事ですか?」




大園「由依さん寝ちゃうと赤ちゃんみたいに深いからね。どうしよっか、、、、」




悩む大園




大園「とりあえず、かわいいから写真撮るか🤳」




山崎「私も🤳」




的野「ちょっとー!!」




完全に見捨てられた的野



その時だった




森田「由依さん猫ちゃんいますよ」




小林「え?どこ?ひかる」



的野「⁈」



森田の声にスッと起きる小林




山下「由依さんおはようございます」




小林の目の前に立つ山下




小林「ってしづちゃんじゃん。まあ私のネコちゃんだけどさ」




山下「ふふっ🤭」




そう言いながら山下の頭を撫でる小林




小林「って?なんで的野ちゃんは私の膝の上にいるの?」




的野「えっと、、、これは、、、その、、、」




森田「ふふっ、由依さん寝ぼけて美青ちゃんの事抱きしめたまま寝ちゃったんですよ。」



森田から事情を聞いて驚く小林



小林「え⁈そうだったの?的野ごめんね。私またやっちゃったんだ」




森田「もう、メンバーの事抱き枕にする癖まだ治ってなかったんですね。美青ちゃん由依さんに抱きしめられて顔真っ赤でしたよ」




そりゃもうご馳走様です




もう少しで理性が飛びそうでしたよ



この白いソファーを真っ赤な鼻血で染め上げる寸前でした




小林「へへっ、的野ちゃんから近づいてくれたの初めてだよね。嬉しい☺️」




小林「ありがとう美青」




と的野の耳元で名前を言う小林





的野「〜〜〜〜///」




悶絶する的野




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村山「ありゃ、完全に惚れてますね」




山崎「由依さんイケメン」




大園「私も耳元で言われたい」




山下「由依さん私にも耳元で名前を呼んでください」



森田「ふふっ、的野ちゃん由依さんと距離近くなれてよかった」



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