「フォレスト・ガンプ」という映画を覚えていますでしょうか
あの映画は,ベトナム戦争時のアメリカを理解するのに優れていると思います。
中学生の頃に,金曜ロードショーで見たときは
「前向きにそして,素直に生きること」をガンプの生き方から感じました。
実は・・・
この映画にはアメリカの社会像が埋め込まれている
という解釈もできるようです。
アメリカ史・アメリカ文化を学んだことで,理解できるようになってきました。
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<STORY>
ガンプはいじめられっ子に追いかけられて走っているときに,フットボールの試合場に入ってしまう。俊足をきっかけに大学入学を決め,フットボール選手として全米代表に選ばれ,卒業後には陸軍に入隊してベトナム戦争に参加し,大統領に勲章をもらうという輝かしい栄光を手に入れる。そして,帰国後は全米代表の卓球選手として中国を訪問し,エビ漁やアップル・コンピューターの投資で成功を収める。
<ガンプ=サクセス・ストーリー VS ジェニー=落ちぶれたヒロイン>
上記のようなサクセス・ストーリーをもつガンプに対して,ジェニーは時代の流れにのみこまれ,苦しい生き方を選ぶヒロインとして描かれています。
ジェニーはジェーン・バエズのような歌手を夢見るものの,夢は果たされず,ストリッパーとして歌手まがいの仕事をするようになります。
その後,ベトナムの反戦運動に参加し,ヒッピーとなってブラック・パンサーの活動にもかかわります。最終的には麻薬に手を出し,不治の病のため死んでしまいます。
さて,この2人のキャラクターはアメリカ社会の何を示しているのでしょうか?
ガンプのスポーツの活躍は英雄崇拝志向を,ジェニーの反差別運動は自由主義を表しています。
映画公開当時は,アメリカのベビーブーマー時代の人を対象として作られた映画だったそうです。あまりにも,サクセス・ストーリー要素が強すぎてヒットしないんじゃないか?と心配されていたにもかかわらず,第67回アカデミー賞(作品賞)も受賞しました。
対比されたキャラクターがあったからこそ,感情移入の対象が複数に分かれ多くの人に受け入れられたのだと思います。
作品が作られた歴史的背景や,事情を知ることで新たな一面が見えてきました!
多面的な視野
をもって,物事をみるためにもまだまだ勉強が必要ですね~
また今日からがんばります!
