
Filets de Sole “Bonne Femme” au Vin de Côte d’Or
舌平目のコート・ドール ワイン蒸し “ボンファム”
こんなにおいしいソースには、ふんだんにバターが使われているのだろう、
でもそれをすべておなかにおさめさせてください!と言いたくなるほどに
とても幸せなお皿だった。

Filet de Boeuf Grillé Beurre Marchand de Vin et Légumes
牛フィレ肉の網焼き ブール・マルシャン・ド・ヴァンを添えて
洋食にだって、日本独自の立派な歴史と伝統がある。
和食のことだけでなくてそのことも、いつか世界中のグルメな私の友達に
知ってほしいな、とよく思う。
結婚式で美味しいフレンチをいただく機会の多い今日この頃。
しかし内心、「『白樺湖』のフレンチを超えるものにはなかなか出逢わないな」
などと贅沢な感想を抱いている。
小さいころ夏になると泊まりに行った保養所のことを、私は心から崇拝していた。
そこで提供されるディナーは、12歳からはフレンチのフルコースだった。
誰に教わるでもなく、フルコースの順番とナイフやフォークの使い方は
それまでにはすっかり覚えてしまっていたし、
自分の食事もそれになったとき、私は大人の仲間入りをしたような気分になった。
その崇拝する場所での思い出の中に刻まれたフレンチのことを、
私が忘れることはきっとないのだと思う。
イタリアに傾倒した私だけれど、
そもそもの理由の一つは、フランスの要素が自分の周囲にあまりにたくさんあったからだ。
すなわち、実は私、案外フランスにすんなり馴染めるのかもしれない。
などと妄想を膨らませつつ・・・。
(東京會館、プルニエにて)