それは昨日のことだ。
ちょっと自転車で買い物に行き、その帰り。
次の芝居のことで頭がいっぱいになっていたぁー坊は、ここはこういう表情かな…って、ふと右を見て、笑いかけた。
夕方だ。
薄暗いのだ。
人通りも少ないのだ。
通りの壁に、ぁー坊は笑いかけたのだ。

・・・まさか、気配を消したおっさんが、そこに立っていようとは!!
ばっちん☆
目が合ってしまい、目をそらしたぁー坊が、その後全速力でチャリをこいで立ち去ったのは、いうまでもない。
そんな、非常に恥ずかしいはなし。