母が亡くなっても、年末で仕事は忙しく、慌ただしい日々。
そんな中でも、心や生活にポカンと穴が空いたような感じです。

外を歩いていても、母と歩いたなとか、ここでこんな話をしたなーとか、思い出してしまいます。

最近、本、Youtube、ネットなどで、やけに、よく出会うテーマがあります。
「心のままにやりたいことをやる、自分の人生を生きる」ということ。

仕事でもプライベートでも、ずっとやりたいことをやってきたよね、と思ってきたけれど、最近、本当にそうだったのかなと懐疑的です。

例えば、大学卒業後、留学したかったけれど、就職しないと世間体が悪いからと親に言われ断念。

結婚を考えた人がいたけれど、その人のバックグラウンドや、母からの評価を気にして断念。
母と海外旅行にたくさん行きたかったけれど、仕事で休みを取れないとか、母のがん治療があるからと断念。

今の仕事は大好きではあるけれど、もっと社会を身近に感じられることをしたいなとか、YouTubeをやってみたいなとか、小説を書いてみたいなとか、瞬間的に思うことは沢山あって。時間がないよねと、その瞬間がただ通り過ぎて行ってしまう。
今のままでよいのかなとモヤモヤすることがあります。

大学院のゼミの先生から、「これからの時代は、やりたことだけをやって生きていける人と、従来のやり方で生きていく人と2層化する時代なんだって。君はどっちを選ぶのだろうか」と卒業時に言われたことを思い出します。今は後者かなーと思う。

最近、ふと手に取った本もこんな心情が現れているのかも。笑。

今日、誰のために生きる?アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語


ぜんぶ、捨てれば


50歳にして、大好きで、いつも守ってくれた両親が立て続けにいなくなってしまった。

後から振り返った時に、「この時が転機で、今の私がある」と言えるようでありたいな。

この2週間、以前よりは、頭で考えることより、感覚を大切にすることが少し増えました。