私はアルコール依存症ですがわけあり、アルコール病棟ではなく、準急性精神病棟にいます。

 



 ここには統合失調症の患者さんが多くいて、多いのが幻聴に悩まされてる人。



ある日、ザワザワと騒ぎ声が聞こえると思ったら、そこには全裸になった患者さん。




 どうしたの?と聞くと、服を脱げと脅迫する声が聞こえた、と。




 最初は驚いたけど、何度かその光景を目にすることになり、慣れてくる。

 本人もすごく苦しんでいる。だから仕方ない。がここでの口癖になってくる。


 本人は幻聴が聞こえるのは事実。けど他の人には聞こえないから、おかしなことを言ってる人、そこで終わってしまう。


 






 病識はあるわけではないけれど、ここに四ヶ月も入院して、他の精神病に詳しくなるし、もっと病気を知りたいと思うようになった。


 


 その人には見えるもの聞こえるもの、他の人との温度差で統合失調症の人は苦しんでいる。と勝手に思っている。



 私が語れることはないけれど、病気の理解はなによりもの歩み寄りだと思う。 


 


アルコール依存症でも病気の理解は重要で、私は家族から十分な理解が得られず、すれ違いが起きてしまった。




地道に根気強く、無理なら無理で仕方ない。

そのくらいの気持ちで。



統合失調症について、詰め所で看護師さんに本を借りてもう少し詳しい情報を知っておこうと思う。