兄さん宅で飼っていた
熱帯魚の幸子が亡くなった。

私のことがわかるみたいで
話し掛けると寄ってきたりして
飼ってる熱帯魚の中で
いちばんお利口さんだった。

元気なときは
水槽の中を悠々と泳いで
ちっちゃい魚を追い掛け回してたのに
弱ってきてからは
水槽の端っこでじっと動かないでいるようになった。

段々潜ることが出来なくなって
自慢の綺麗なヒレもなくなっていって
ごはんも食べなくなって
体の色も薄くなって
ただ浮いているだけの日々が続いた。

それでも、弱り始めてから
約4ヶ月も生きていた幸子。

あの小さい体で
精一杯頑張って生きていたんだなーと思うと
胸が締め付けられる。

弱ってからも幾度となく話し掛けたけど
ぜんぶ伝わってたかな。
伝わってたら良いな。


最期までよく頑張ったね幸子。
出逢えて本当に良かったよ。

ゆっくりおやすみなさい。