過食しながらずっと考えてたの。
私ってね、なぜか過食の時に快感や味に酔いしれるっていう逃避よりは
過食しながらなんとか考えるってゆう杖(つえ)にしてるの。
感情を少し感じる杖とか。



今日はなぜかずっと、性虐待を受けた少女や虐待された少年を前に何て声をかければいいのか考え続けてたの。


でもね、何を言っても上滑りしてしまう気がしてね、これ!って言えるものが1つも浮かばなかった。


「もう大丈夫だから。」
って、そんな無責任な事言えない。
「泣いていいんだよ。」
って、その子の悲しみも痛みも絶望も、世界を暗闇にするくらいの感情を私は軽々しく出していいなんて言えない。
その時の壊れていく少女を私は引き留められない。
「本当に大変だったね。」
って、これからが大変なんだよね。身体の痛みに耐えるより、そんな自分の身体に染み付いた過去を引きずって生きていくこれからの方が、ずっとサバイバルで残酷なんだ。
美しさも素晴らしさも奪われた世界から救われたって、自分には触れられないそれらに悲しくて寂しくて涙が止まらなくなるよ。





言葉って無力ですね………。




ただ一緒に居続けるしかないんだよ。

安心出来る時間をミルフィーユみたいに重ねていって、
いつか果てしない空に近づいていく。

空の青さに涙が出て
太陽の眩しさに傷つき切った身体を輝かせてくれる


そんな日を信じて
横で待ってる人の手を離さずに
過ごしていくしかないんだ。



ねぇナガオさん。
私もそんな色のある世界にもう一度戻れますか?
私は戻りたい。
フラッシュバックのおこる前に。
心がドキドキでいっぱいではじけるように笑ってた(笑えるようになった)数ヶ月前の頃の私に。




戻りたいよ…………。




生まれてくる前に戻りたい。
生まれ変わりたいよお………。