部屋の電気を1年も直してくれなくて、私はずっと暗い部屋の中にいた。


なんで?
なんで変えてくれなかったの?


私はずっと待ってた。
TELが来る度に今度こそ帰ってくるって思って11時半まで一人ぼっちで待った事もある。


私の存在はなんだったんだろう?


いくら待っても約束を破る母親。
無関心の父親。
不在の姉。


みんな私を残して各々に居場所を作っていった。
だから私が家に残った。
怖かった。
寂しかった。
誰もいない部屋も全部電気をつけてテレビもつけた。
怖くてお風呂に入れなかった。


みんなの残骸の中に私だけがいた。
みんなの温もりを掻き集めて戻ってくるのを待った。


だから私は他人を待たせるのが得意になった。
待ち合わせの30分は遅らせて行った。
待つのがもうイヤだったから。
誰かに待ってて欲しかったから。




もう待たされるのはイヤなんだよ………。



ナガオさんが明日、例え時間通りに来たって嬉しくない。
私は待ちくたびれて疲れちゃったから。


私は誰かに待ってて欲しいんだよ。
いつも私が行けば待っててくれる存在が欲しい。



もう一人ぼっちはイヤなんだもん。
看護に言ってもこのワガママはわからないだろうけど、私は迎えに来てくれない車を待つのと誰かの帰りを待つのが一番ツラい。



明日は私の25才の誕生日。


なんだかイヤな予感。