〜タロが残してくれたメッセージ(楽しく生きる)〜



タロが旅立ってから、
泣き続ける日々ではなく、
不思議なほど静かに過ごせています。

ただ、ふとした瞬間に胸の奥が
そっと揺れることがあります。

昔の古いラジオのダイヤルが
勝手に動いて
“悲しみの周波数”に
触れてしまうような感覚。

頭では、タロはあの日を選んで旅立ったと理解している。

それでも、
匂い・息づかい・重さ・眼差しとか、
14年間の“感覚”は今も身体の奥に残っていて、いきなりぶわっと波のように寄せてくる。

でも今の私は、
その波を
静かに客観的に眺めていられるようになった。

涙が落ちる時。
静かに受け入れている時。
タロを感じて胸があたたかくなる時。

どれも今の私。

姿はもう見えなくても、
“いなくなった”とは全く思ってなくて
形が変わっただけで、
タロは今も私の中心にいる。

心の中で名前を呼ぶと、
胸の真ん中が温かくなり、
タロの波動が触れてくる。

悲しみの周波数に合わせれば
涙は溢れてくる🥹

でも “続いている波” に意識を向けると、タロとまた繋がれて
穏やかな私に戻れる😊

15年前、クリスタルに出会い
ヒーリングを始めた頃の私は
弱さに怯えていて、 
癒されたいからこそ
誰かを癒したいと思ってた。

その揺らぎを、
タロはずっとそばで支えてくれたと思う。

そして今回、
弱いと思い込んでいた私に、
静かに育っていた“強さ”が
あったという事に気付きました。

タロが形を変えて、
その強さにようやく触れた。

ヒーリングの時間と、タロとの日々が
私の芯をゆっくり育ててくれていたんだと思う。

仏教のいう「諸行無常」。
すべては移り変わり、
悲しみと喜びは同じ場所にある。
その両方を抱えながら生きていく事。

それが、“生きる”という事。

そしてタロは、
生き方そのもので教えてくれました。

目が見えなくなっても、
足が思うように動かなくても、
“今”という一瞬を
ただ一生懸命に生きていた。
美味しくご飯を食べて、
家族が帰って来ると寝ててもパッと顔を上げてくれる。
最後まで自分の足でトイレに行こうと頑張ってた。



その姿こそ、弱い私のお手本でした。

悲しみも揺らぎも全部抱えたまま、

「今日も楽しく生きよう」と選ぶ事。

それが、タロが14年かけて残してくれた
強いメッセージです。