モグラたたきをしても無駄だ。
そんなことをすれば、余計に評判が下がる。

今のような奇々怪々の対応を続けている限り、日本の評判はどんどん悪くなる。
なぜなら我々は、地震津波列島に原発を作ることで、世界に脅威を与えているからだ。

正常なことばによって事態を把握し、乗り越えるための戦略性を持たなければ、危機は乗りきれない。
それができなければ、評判はさらに暴落する。

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キノコ雲・原発5人死亡…海外「過激報道」に外務省抗議

2011年4月7日22時12分 朝日新聞

 福島第一原発の事故に関連し、海外メディアによる「過激報道」に外務省が注文をつけている。事実誤認や誇張した報道を見つけ次第抗議し、訂正を申し入れているが、モグラたたきの様相で、根絶は難しそうだ。

 高橋千秋外務副大臣は7日の会見で「過激に報道するメディアもあり、一つひとつ丁寧に申し入れをしている」と述べた。

 外務省が発見した「過激報道」は後を絶たない。米オハイオ州のタブロイド紙に、キノコ雲が三つ並んだ漫画が掲載されたのは3月15日。「ヒロシマ」「ナガサキ」の隣に「フクシマ」のキノコ雲が描かれ、在デトロイト総領事館が「事故と原爆投下を同一に扱うのは不適切」と抗議した。同紙は謝罪し、ネット上に掲載された漫画も削除されたという。

 一方、英タブロイド紙は同日、第一原発の事故への対応中に「作業員5人が死亡した」とする記事を掲載。外務省は「明らかな事実誤認」(関係者)と判断したが、これが各国のメディアに次々に転電される事態に。見かねた外務省は3月28日付で、すべての在外公館に向けて「『5人死亡』の報道が広く流れている。類似の報道に接したら、ただちに訂正を申し入れるように」と指示する内容の訓令を流した。

 原発事故以降、日本に絡む報道が世界で急増しており、外務省は「国際社会に悪いイメージが固定化されかねない」と懸念を強めている。(松村愛)
東京新聞は比較的厳しい態度をとっているが、それでも以下のようなところが、限界のようだ。もっときちんとした言葉をマスコミが最初から使っていれば、ここまでにはならなかっただろうに。

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【社説】東京新聞

福島第一原発 情報隠しは許されない
2011年4月6日
 放射能汚染水が福島第一原発から海へ放出された。海洋汚染が今後、どう広がるか心配だ。空中へ放出された放射性物質の拡散予測の公表が滞る政府の姿勢にも憤りを覚える。迅速な公開を求める。

 今回の原発事故で、意図的に放射能汚染水を海に流したのは初めてだ。数日かけて一万トン以上が放出される。「止める」「冷やす」「封じ込める」の三鉄則のうち、最後の砦(とりで)である「封じ込める」方策を東京電力が放棄したわけで、重大な事態だ。
 東電の狙いは、原子炉の冷却システムの復旧だが、タービン建屋内などに高濃度の汚染水がたまって、作業員が中に入れない。そのため、高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移す予定だった。
 だが、処理施設は津波で水没し、たまった水も原子炉建屋の爆発などで汚染されていた。放出されたのは、その水だ。
 原子炉等規制法に基づいた応急措置であり、比較的低濃度とはいうものの、同法で放出が認められる濃度限度の最大五百倍に達する。しかも、2号機の取水口付近からは高濃度の汚染水も垂れ流し状態だ。周辺海域の汚染はどうなるのか、不安は募るばかりだ。
 小魚のコウナゴから放射性ヨウ素や同セシウムが検出された。漁業関係者から「漁ができない」「風評被害が避けられない」と悲鳴が上がっている。隣国の韓国政府からも「国際法的に問題」と懸念が表明された。なぜ非常手段を採らざるを得なかったのか、説明が足りない。今後、海洋でのモニタリング調査など監視を徹底し、素早く情報公開すべきだ。
 空中に放出された放射性物質の拡散予測がいっこうに公表されないのも、言語道断である。
 文部科学省の拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」の情報が公開されたのは三月二十三日の一回だけというおそまつさだ。原子力安全委員会は「精度が低いため」と弁明するが、放射性物質がどこまで、どの程度、飛散していくかという予測は、国境を超えて、世界が共有せねばならない重要なデータであるはずだ。
 海外の専門機関は、気象庁の観測データに基づき、独自の拡散予測を公表している。これまで積算された放射線量も示されないと、かえって国民は不安だ。政府はスピーディーに対応すべきだ。
 「直ちに人体に影響がない」などと語るよりも、正直な数字こそ、安心できる尺度になる。
昨日引用した Michael Jackson の Earth Song について少し注釈しておきたい。

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What about sunrise
What about rain
日の出はどうなるのか。
雨はどうなるのか。
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揮発性の放射性のヨウ素とセシウムが、全国をじわじわと覆っている。それらは雨が降るたびに、地上に落ちてくる。我々は、雨を恐れないといけなくなってしまった。

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What about killing fields
Is there a time
殺戮は続くのか。
時間はあるのか。
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原発事故現場は戦場である。作業員は恐るべき放射能を相手に、徐々に放射線を浴びて、命を削られていく。炉心は徐々に溶けていく。最悪の事態が起きる前に、有効な手を打つ時間は残っているのか。

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Did you ever stop to notice
All the blood we've shed before
Did you ever stop to notice
The crying Earth the weeping shores?
あなたは立ち止まって、
我々のかつて流した全ての血に、心を向けたことがあるのか。
あなたは立ち止まって、
泣いている地球、すすり泣く大地に、心を向けたことがあるのか。
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原発は被曝なしには運営できない。これまでに数多くの人々が、原発の Smooth Criminal によって命を奪われていった。その流れた血に、我々は心を向けたことがあるであろうか。「人間の健康に害はない」とばかりニュースは言うが、傷つけられる大地に心を向けたことがあるのだろうか。

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What have we done to the world
Look what we've done
我々は、この世界に何ということをしてしまったのか。
見よ、我々のしたことを。
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この地震津波列島に、原発を隈なく配置し、「安全」と称えるばかりで、何らの真剣な対処をしなかった日本人は、世界に対してとんでもないことを仕出かしてしまった。我々が引き起こしたことを目を開いて見つめなければならない。

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I used to dream
I used to glance beyond the stars
Now I don't know where we are
Although I know we've drifted far
かつて私は夢見た。
かつて私は星の彼方に垣間見た。
いま、私は我々がどこにいるのかわからない。
遥かに逸脱してしまったことだけがわかる。
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我々はかつて、輝かしい未来を夢見ていた。そればかりか、それを本当に手に入れられるのではないか、とさえ思った。しかし今、全ての夢は打ち砕かれた。我々はどこから来て、どこに行くべきなのか、わからなくなった。ただ、人間の生きるべき生を、大きく逸脱してしまっていることだけは、わかっている。福島第一原発の今の状態は、それを如実に示している。

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What about the seas
(What about us)
海はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)
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とんでもない汚染水が流れ込んだ海は、どうなってしまうのか。

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I can't even breathe
(What about us)
私は息をすることさえできない。
(我々はどうなるのか)
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放射性ヨウ素とセシウムとに満ち満ちた空気は、吸い込むことさえできない。

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It's our planet's womb
(What about us)
それは我らの母なる星の胎内だというのに。
(我々はどうなるのか)
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ウクライナの民話「てぶくろ」のように、生き物は神の落とした手袋であるこの地球に、肩を寄せ合って生きている。その手袋のなかに、放射能をばらまいて、一体どうしようというのか。

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We've turned kingdoms to dust
(What about us)
我々は王国を粉々にした。
(我々はどうなるのか)

Have we lost their trust
(What about us)
我々は彼らの信頼を失ったのか。
(我々はどうなるのか)
===========

我々は自らに与えられた豊かなこの列島を、自ら破壊してしまった。もはや誰も日本を美しい国だとは思わなくなってしまった。世界の人々が、日本に抱いていた信頼や尊敬は失われてしまった。

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We're ravaging the seas
(What about us)
我々は海を荒廃させている。
(我々はどうなるのか)

What about forest trails
(ooo, ooo)
森の小径はどうなるのか。
(うう、うう)
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豊かな福島・茨城の海の幸は、もはや食べる人がいなくなってしまった。福島の美しい森は、人が避難してしまい、歩く人がいなくなってしまった。

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Burnt despite our pleas
(What about us)
我々の嘆願にも拘らず燃えた。
(我々はどうなるのか)

What about the holy land
(What about it)
聖なる地はどうなるのか
(我々はどうなるのか)
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原子力発電所は、我々の願いをあざ笑うかのように、次々と爆発し、燃え上がった。「福島」(=幸福の豊かな土地)は、いったい、どうなってしまうのか?

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What about the common man
(What about us)
普通の人はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)
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普通の人々が大量の放射能に晒されて、いったいどうなってしまうのか。

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Where did we go wrong
(ooo, ooo)
我々はどこで誤ったのか。
(うう、うう)
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どこで誤ったのだろうか。おそらくは、改進党の中曽根康弘議員が原発研究の予算を無理につけた時。正力松太郎が、原子力委員会の委員長になったときか。

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Someone tell me why
(What about us)
何故なのか誰か教えてくれ。
(我々はどうなるのか)
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教えてくれ。なぜこんなことに。

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What about babies
(What about it)
赤ん坊はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)
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赤ん坊はどうなるのか。

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Do we give a damn
我々は呪いを掛けているのか。
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そう。呪われているのではない。この地震津波列島に原発をくまなくつくりだしたことで、世界に呪いをかけているのだ。


このブログをお読みくださっている人のなかで、特に女性の間で、徐々に小出ファンが増えているような感じがする。確かに声がすばらしいし、カッコいい。で、読者の方から、上の映像を見つけた、というお知らせがあったので、貼りつけておく。

御用学者は、
(1)声が悪く、
(2)みすぼらしく、
(3)目が泳いでいて。
(4)老けていて、
(5)おどおどしている。
要は真理に基づかず、右顧左眄しているので、心細いのである。

真実を探求する学者は、
(1)声に力があり、
(2)見た目に独特の可愛げがあり、
(3)目がしっかりしており、
(4)若々しく、
(5)謙虚である。
自分の感覚を信じているので研究が楽しいのである。たとえそれが、原発のような恐ろしいものの研究であっても。

あと、ハッタリ学者というのがいるので注意を要する。彼らは、一見したところ、立派に見えるのだが、異常に威張っているのが特徴なので、見分けがつく。上の特徴付けでいえば、
(1)声がデカくてうるさく、
(2)見た目に噛み付きそうな怖さがあり、
(3)目が動かず、
(4)若作りで、
(5)異常に威張っている。

このあたりを見分けて、いい感じの人の言う事を信じれば、まぁ、間違いはない。とはいえ、自分で考えることを放棄したら、誰の話を聞いても無駄なのだが。
福島原発で再臨界が起きている可能性を指摘した論文の解説の翻訳が出ている。

http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/is-unintended-recricality-ocurring.html

論文はこちら。英語である。もうじき翻訳もアップすると書いてある。

http://www.japanfocus.org/-Arjun-Makhijani/3509


私も、こんなめんどくさい計算は意味がサッパリわからないが、議論は簡単である。

(1)塩素38という放射性物質がタービン建屋の高濃度汚染水から大量に検出された。
(2)これは海水中の塩素37が中性子を吸収してできる。
(3)半減期が37分と極めて短いので、できたてホヤホヤであることは間違いない。
(4)できる理由は二つ
(可能性A)プルトニウムなどが出す中性子をキャッチした。
(可能性B)再臨界が起きて、放出される中性子をキャッチした。
(5)可能性Aの場合に生成されうる塩素38の濃度の上限を評価した。
(6)それは非常に少ない。
(7)それゆえ、考えたくないことだが、高い塩素38の濃度の原因は、可能性B の「再臨界」によるということになる。

この計算があっているかどうか、私には判断できない。論文の下にコメントが出ていて、計算方法の仮定が間違っているのではないか、という指摘も出ている。

しかし、いずれにせよ、下の図に出ているように、塩素38が Cs-137 と同程度となっている。ベクレルというのは、崩壊している原子の数を示すので、半減期が短い塩素38は、半減期30.3年というセシウム137に比べて、猛烈に崩壊して放射線を出すので、個数に比べてベクレルは多くなるからこうなっているのだが、本当は無いはずのものがこんなにある、という事態は、再臨界が起きている可能性を強く示唆する。

問題は、この可能性を念頭に置かないで現場で作業することは非常に危険であり、避難の意思決定にも決定的に重要であるというのに、この論文が1週間前に出ていて、Nature というメジャーな科学雑誌でも議論されているにもかかわらず、政府や東電が関係する情報を出さない上に、小出裕章さんのラジオインタビュー以外では、全く日本のメディアに流れていない、ということだ。これは彼らが、

「どうせ、可能性Aだろう。だって、もしそうじゃなかったら困るじゃないか。」

という例の日本軍得意の「希望的観測」に支配されているということを意味する。

$マイケル・ジャクソンの思想(と私が解釈するもの)著者:安冨歩
内閣府原子力安全委員会の代谷(しろや)誠治委員は「目に見える流出は止まったかもしれないが、他にも漏れがないか危惧している。今後は持続的な冷却システムの構築を目指すだろうが、まだ高い放射線量の水が1~3号機のタービン建屋に残っており、これを除去しない限りポンプや配管を設置する作業はできない。熟練の作業員の数も限られており、かなりの時間がかかるだろう」と話す。

ということなので、やはり問題は彼らもハッキリ認識しているのだ。

(1)作業員の不足
(2)配管の破損
(3)高濃度汚染水の処理と流出

である。何度もこのブログで書いているように、全国の原発をできるだけ止めて、作業員を確保しないと対処できない。「かなり時間がかかるだろう」と呑気に構えている場合ではない。炉心の露出が何週間も続いていて、いつ崩れ落ちてもおかしくないのだから。

また、「目に見える流出は止まったかもしれないが、他にも漏れがないか危惧している」というのは最初から私がずっと言っていることで、常識的に考えて、他にもあるに決まっている。タンカーでピストン輸送という小出さんの提唱する方法をやらないので、こんなことになっているのだ。

・原発を止めて作業員を大量に調達すること
・タンカーを何隻か用意して汚染水の処理を一刻も早くすること
・汚染水を処理して配管の修復あるいは新しい冷却系を一刻も早く構築すること

これらを直ちにやらないと、炉心がいつまで待ってくれるかわからない。わかっていて放置しているのであるから、崩壊したら、まぎれもなく政府の責任である。

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冷却なお時間 続く注水作業


原子炉の冷却方法
 福島第1原発で続いていた高レベルの放射性汚染水流出が6日、ようやく止まった。東京電力は最重要課題である原子炉の冷却システム「残留熱除去系」復旧に全力を挙げる。応急処置の注水を続けて汚染水が増え、再び海に流出する悪循環を断ち切るためだが、周辺機器が損傷している可能性に加え、建屋内の汚染水も作業を阻む。復旧にはなお時間がかかりそうだ。【河内敏康、関東晋慈、平野光芳、西川拓】

 福島第1原発は、津波による電源喪失で冷却機能を失った。特に、被災時に運転中だった1~3号機では燃料棒を冷やすための電源が足りず、燃料の過熱→空だき→水素爆発→建屋損傷、放射性物質の放出という深刻な事故を引き起こした。

 現在は外部電源が復活している。1~3号機では仮設の電動ポンプを使い、建屋外にある真水を、トラブル時に働く「給水系」「消火系」配管から原子炉圧力容器内に注水、燃料棒を冷やしている。使用済み核燃料プール内の燃料棒も冷却が必要だ。原子炉建屋が壊れている1、3、4号機は生コン圧送機、2号機は既存の配管を使ってそれぞれ注水を続けている。

 東電によると、原子炉内の圧力や温度は高いもののいずれも安定しており、燃料プールも「注水などによる冷却で制御できている」という。しかし、本来圧力容器内で完全に水没していることが望ましい燃料棒(長さ4メートル)は▽1号機は1.65メートル▽2号機は1.5メートル▽3号機は2.2メートル、水面から出ており、いぜん予断を許さない状況だ。

 一方5、6号機は被災時に原子炉が点検停止中だったことや、外部電源を比較的早く導入できたことで圧力容器、燃料プールともに冷却が進み「冷温停止」と呼ばれる制御可能な状態を保っている。

 小康状態とはいえ、1~3号機への注水を続ける限り、放射性物質を帯びた汚染水は増え続ける。一部は原子炉建屋から漏れだしてタービン建屋に移動、さらに外部のトレンチにも浸出しており、推計6万トンに及ぶとされる汚染水の処理は、東電にとって頭の痛い課題だ。特に線量が高い2号機の汚染水2万トンについては、別棟の集中環境施設(収容能力約3万トン)に移すことを計画。以前から同施設内にあった約8000トンの低レベル放射性汚染水のうち約6000トンを6日までに海中に放出した。

 ◇熱除去系 復旧は高い線量が壁
 注水をやめられる方法は、本来原子炉が持っている「残留熱除去系」と呼ばれる冷却システムを復旧させることだ。通常、定期検査などで原子炉を停止させた後に使われ、外部から余分な水を入れなくても、熱交換器で冷やされた水が循環して炉内と燃料プールを効率的に冷やしてくれる。東電はすでに、熱交換器に海水を供給するポンプの仮設を1~4号機で済ませた。

 懸念は、このシステムがきちんと稼働するかどうか。特に水素爆発が起きた1、3、4号機は建屋内の配管などに何らかの損傷が起きている可能性が高い。

 6日の作業で、高レベルの放射性汚染水の流出を食い止めた東電は今後、たまっている汚染水の処理と並行して、残留熱除去系にかかわる配管や弁、ポンプなどの健全性の確認に作業を集中させる。しかし、残留熱除去系の復旧に欠かせない電源盤など一部の機器はタービン建屋内にあり、汚染水の処理が急がれる。

 また、別の場所から新たな汚染水流出が始まる可能性も捨てきれず、作業は時間との闘いだ。

 さらに、圧力容器内の放射線量が高い状態では、放射線によって水の分解が進んで水素が発生しやすく、新たな水素爆発を誘発する危険性もある。東電は格納容器内の放射線量が減少傾向にあることから「水素爆発を起こすほどのレベルではない」と分析している。

 内閣府原子力安全委員会の代谷(しろや)誠治委員は「目に見える流出は止まったかもしれないが、他にも漏れがないか危惧している。今後は持続的な冷却システムの構築を目指すだろうが、まだ高い放射線量の水が1~3号機のタービン建屋に残っており、これを除去しない限りポンプや配管を設置する作業はできない。熟練の作業員の数も限られており、かなりの時間がかかるだろう」と話す。
吉井議員は、津波の問題や電源喪失の問題などについて何度も国会で質問してきた。それらについての政府・電気会社の「想定外」考えが全て間違っていたことが明らかとなった。

これだけのことが起きたら、正しいことを言っていた吉井議員や福島議員に主導権を渡すべきだろう。それをやらないで、斑目といった「知識を持ち合わせていない」連中にやらせても、何も改善しない。彼らがやるとすれば、今回起きた事態にだけ対応することであろう。それだけでも大変なことだが、しかし、それ以外にも無数に「想定外」の事態はある。これら全てに備えることは理論的に不可能であり、必然的に「想定外」と見做さざるを得ない事態が生じる。

原発の問題は、「想定外」の事態が起きたときの被害の最大値の見極めがつかないことだ。今回の事故でも、現在の段階で収束しうるのか、あるいは水蒸気爆発などを通じた連鎖的拡大で、チェルノブイリを上回る状態にいってしまうのか、誰にもわからない。「想定外」の事態が起きたときに何が起きるのか、そしてその場合に放出される放射能によってどういう被害がもたらされるのか。それがわからないので見積もれないことが、原発の最大の問題なのである。正常に運転して正常に廃炉にしたとしても、そのあと何が起きるかわからないのであるから。

こういうことを真面目に考えたら、決して運営できないのが、原発である。原発を運営できるのは、こういう深刻な問題から目を逸らして、平気で見切りをつけて、やっているフリができるような人である。そういう不誠実な人は、異常事態に対応する能力を持たない。これが原発最大の本質的問題だと私は考えている。

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電源喪失、認識の甘さ陳謝 保安院・安全委トップら

2011年4月7日0時25分 朝日新聞

 東京電力福島第一原子力発電所で深刻なトラブルを招いた、非常用を含めた電源喪失事故。経済産業省原子力安全・保安院や原子力安全委員会のトップらが、6日の衆院経済産業委員会で、電源喪失を「想定外」としていた過去の認識について陳謝した。

 この日、これまでに原発問題を国会で追及してきた吉井英勝衆院議員(共産)が質問。原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は昨年5月の同委で、電源喪失は「あり得ないだろうというぐらいまでの安全設計はしている」と発言していたが、この日は「当時の認識について甘さがあったことは深く反省をしている」と述べた。

 これまでの法廷証言などで電源喪失の可能性を否定してきた班目春樹・原子力安全委員長は「事故を深く反省し、二度とこのようなことが起こらないようにしたい」と答えた。

 また、過去に同様の見解を示してきた前原子力安全委員長(現・日本原子力研究開発機構理事長)の鈴木篤之氏も「国民の皆様に大変申し訳ないと思っている。痛恨の極み」。電源喪失の事態に備えてこなかったことは「正しくなかった」とした。(野口陽)
極めて貴重な情報だ。
なぜこんなことになったのか、よくわかる。
御用学者や役人や東電にはわからないだろう。
なぜなら、原子力安全欺瞞言語によって、事実に目をつぶっているからだ。


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福島原発危機 現場ジャーナリストが伝える「生々しい証言」
ヨーコ 2011年3月31日 11:33 | Trackback(0) | |

 冷却しなければならないのに放射能に汚染された水が漏れ、八方塞がりの福島第一原発。いち早く現地に入り、取材活動を続けている記者のヨーコさんが避難者たちの生々しい証言を寄稿してくれた。証言をしてくれた人の中には東電の下請け作業員もいて、その言葉は重い。

 ヨーコさんが避難した人々の話を聞いたのは福島第一原発からわずか21.6キロしか離れていない避難場所、川内中学校だ。

証言者A(東電の下請作業員 4号機タービン建屋作業員 50代ぐらい 川内中学校避難所にて)
「原因は津波でも地震でもなんでもない。老朽化が原因だ。
満潮や干潮の時期には、海水が地下二階のフロアーに漏れ出すような、
酷い状態だったが、東電はあと10年は運転させると言っていた」

証言者B(東電下請け作業員 (4号機タービン建屋) 38歳 川内中学校避難所にて)
「震災時は地下1階で作業中でした。4号機は運転を停止していて、点検作業中でした。
慌てて逃げたんですが、作業員は4号機に何千人もいます。その人数が一気に出口に殺到し、6つしかないゲートに殺到していたから、4号機を出るまでに3~40分ぐらいかかりました。運転を停止し、点検をしていた4号機までこんなことになるとは......。東電社員はミサイル攻撃にも耐えられると言っていましたし、車の幅ぐらいもあるコンクリート壁が、あちこちにあるので私たちもその言葉を信じていました」

証言者C(東電作業員(詳しい役職は不明) 50代 川中中学校避難所にて)
「どうやってここまで来た?」と筆者に聞くC氏、私がガソリンの予備タンクを2つ用意したことを伝えると......
「そのタンクをいくらで売る? そのタンクを売ってくれたら、こんな所からオレはとっとと逃げ出すよ。
ここの避難所の人間は東電関係者しかおらんよ。この村も周辺一帯の村も、東電しか仕事がないから。事故の原因は老朽化が原因だと、絶対に書いておいてくれ!!」

証言者D(年金生活者 (福島第一原発の元労働者) 70代 川内中学校)
「老朽化した原子炉を建て直すコスト。すなわち廃炉にした原子炉の放射能を何万年も封じ込めるコストと、新しい土地を確保し、新たな原子炉を建てるコスト。ゴミのように移動させて捨てる訳にはいきませんから、建て直すにはこの二つのコストがかかる訳です。
 点検と補強を繰り返し、村に金を落とし、住民を潤し、議員を丸め込むコストの方が、圧倒的に安かったということです」
 
証言者E(年金生活者の老人 詳細不明 川内中学校) 
「考えてもみなさい、30年前、40年前のテクノロジーで出来た建造物ですよ。30年前、40年前のテレビにリモコンが出来ただけでも画期的な技術だったでしょう。でも今となってはたかがリモコンでしょう? あの原子炉はその程度の技術でしかないんです。そんな技術で作った原子炉、老朽化した原子炉が壊れない方がおかしくないか?」

証言者F(詳細不明 50代 川内中学校)
「ああ、この避難所にも東電社員は一人いるよ。女だけどね。でも、インタビューしたって無駄だよ。なんにもしゃべらないだろうね」

証言者G(息子が東電で働いているという女性 60代ぐらい 川内中学校)
「インタビューにはお答えできません。うちの家族はみな東電で働いているんです。お世話になっている会社の内情をお話しすることなんて出来ないでしょう?インタビューはお断りします!!」
(※周りの方の情報によると、彼女の息子は13日の時点で、第一原発内で作業をしており、まだ避難できていなかったとのこと)

証言者H(東電孫請け作業員 31歳 4号機タービン建屋 川中中学校)
「タービン建屋は地下2階まであります。地下一階の踊り場のような所で地震に遭いましたが、壁に背をもたせてへばりつき、踏ん張らないと立っていられない、そんな揺れが2分ぐらい続きました。

 逃げるどころかその場にいることしか出来ない。崩れ落ちる粉塵状態のコンクリート片の中、停電はしていましたが、車ぐらいの大きさの配管が、1メートルぐらいの幅で揺れていました。

 うちの親父もここで働いていますが、初めての出来事だと言っています。

仮設電源も機能せず、懐中電灯で煙のような粉塵の中を、退路を探していた時にも地震がありました。偶然仲間を見つけ一緒に待避しましたが、靴を脱ぐべき所、作業着を脱ぐ場所などが、本来は事細かに決められているのですが、何千人かの靴や作業着が散乱している中、それらを踏み分けて、まずは"退出モニター"のゲートを通りましたが、横で東電社員が「認証は行わずに出られます」と、避難誘導を行っていました。しかしゲートの数が圧倒的に少なすぎ、雑踏のなかで列は全く進まず、6つしかない回転式のゲートをくぐり抜けて、ゲートの右手上階にある、更衣所で私服に着替えるまでに、30分ぐらいはかかったと思います。ゲート左手の一階にある更衣所にロッカーを持っている人は、もっと早く退出できていたと思います。階段に人が殺到してとにかく混乱していました。あとで聞いた話によると、筋彫りの入れ墨の人が、パンツ一丁で逃げてきたという話もある程です(笑)。

 今の段階では(3/14の20:00頃)、今回の爆発はそんなにビックリすることはない、チェルノブイリとは違いますから。

 避難所で今の原子炉の状態をこんな例え話で説明する人もいます。袋に入ったまんまのあんパンを、電子レンジで温めすぎると、袋が破裂してしまいますが、中のパンは破れておらず、あんこが飛び散ってもいない。要するに燃料棒のある格納容器がまだ破れていないから、あんパンのあんこがチェルノブイリとは違うということです。

 だからここにいる友人達には、もう少しここで様子を見てみよう、電話は全く繋がらないけれども、
一応の食料はある、暖房もある、風呂は無くとも水はある。ライフラインの復旧していない他の避難所に行くのは、生活のレベルが低下する恐れもあるからと、話し合っています。

 それに放射能のレベルも、今はまだマイクロシーベルトの単位でしかありません。僕たち作業員は1日で100マイクロシーベルトを浴びることもありますが、今のところはまだマイクロの単位でしかありません。距離で言えばメートル単位とキロ単位の違いですから。なので、僕はまだ少し楽観視しているのです。

 でも、1号機と3号機の爆発を止められなかった、そして2号機の水位もまた同じように危険な状態になっていますよね。2号機は明日中に爆発するでしょう。何時とは言えませんが明日であることは間違いないと思います。なぜなら、1号機と3号機で失敗してしまった、同じ方法を用いて、2号機を制御しようとしているからです。失敗するのは目に見えていますよ。良くも悪くも言うつもりはありませんが、東電には頭のいい人が揃っているのに、全く同じ方法で爆発を止めようとしている。結果は火を見るより明らかですよ。(翌日の早朝 3/15未明、H氏の予測は的中した)

 彼らのやっていることは、最小限の対応で最大限の爆発を起こしたようなものです。

 何らかの形で建屋に穴を開け、多少放射性物質が漏れても、圧力を逃がすべきだった。前もってこれこれこういう方法で穴を開けます。それに伴い放射能が漏れますが、大爆発を防ぐための処置であり、この非常事態には致し方ありませんと、事前に世間に公表して、穴を開けていたならば、地域の住民も理解し納得していたでしょう。あんな爆発を起こすこともなく、こんな世界的なニュースになることもなかったはずです。放射能漏れのニュースにしかならなかったでしょう。完全なメルトダウンを起こしたチェルノブイリとは違うんですから。東電は被害を最小限に抑えるよりも、水素で爆破するまで放置したといっても過言ではない。先に穴さえ開けておけば......と、本当にそう思います。遅かれ早かれ爆発するのなら、もっと早く開放した方が良かった。

 老朽化の問題は確かにあります。構内で(地震前から)地割れしているところもあった。4号機の地下二階で、海水が染み出しているのも、貴女が仰るとおり事実です。第二原発では放射能を浴びない場所でも、第一原発では浴びました。第一の方が古いからです。こう言ったことを、東電は公表すべきだと思います。

 今の心配事は、いつまでここにいるのか? ということでしょうか。ストレスで役場の人や消防、この学校の教頭とケンカになる人もいる。オレだって被災者だと教頭は言ったそうですが、家があるだけマシ、仕事があるだけマシですよ。

 今のところは3食おにぎりが一個ずつ配られています。川内村の炊き出しもたまにありますが、豚汁を作ってもらっても、皆に行き渡る量はお玉に一杯分です。毎日食べれるのかという不安もありますね。水はありますが、お風呂はありません。衛生面も心配ですし、放射能の不安、帰れないことによる孤独感。家を失い、仕事を失い、家族の安否も解らない人ばかりですから、皆、何重もの絶望感の中で過ごしています。

 この避難所にも前は1000台近く車が止まっていました。でも、今はかなり減っています。もっと安全な所へという気持ちからでしょうが、野宿になるぐらいならここにいようかと考えています。ここを一度出てしまえば、他の避難所が気に入らないからと言って、舞い戻ってくることは出来ないからです。
それにガソリンも不足していますから、どこまで行けるのか不安もあります。

 4号機で被災して、自宅に戻りました。原発から10キロぐらいの所の自宅ですが、思った程損壊はなかった。家族全員が無事で自宅に戻ってきたのですが、翌日全員が避難しました。

 今後の仕事に対する不安はあまりない。いつ帰れるのかという焦りだけです。いつまで休んでいいのか、原発の避難勧告の解除があれば、すぐに仕事に行きたい。現場をみてみたいです。

 でもしばらくは仕事もないだろう。足場解体や片付けの仕事はあるでしょうが......。再開したならば耐震性に関する仕事は増えると思います」
(取材・文 ヨーコ


1999年6月27日にマイケル・ジャクソンは、ドイツ・ミュンヘンで行われた2回目の「マイケル・ジャクソン・アンド・ヒズ・フレンド」のコンサートで演奏した。ところが、「アース・ソング」演奏中、セットの橋がマイケルを乗せたまま落下してしまうという事故が起きた。とても高く持ち上げられた橋が、落下するというもので、見ると相当に危険であったことがわかる。しかしその事故を乗り越えて演奏を続け、下の通常の演出よりも衝撃的な舞台を創り上げた。ショートフィルムは以下である。



この歌は、現在の福島原発を歌っているように私には見える。

Earth Song
written by Michael Jackson
(安冨歩訳)

What about sunrise
What about rain
What about all the things
That you said we were to gain...
What about killing fields
Is there a time
What about all the things
That you said was yours and mine...
Did you ever stop to notice
All the blood we've shed before
Did you ever stop to notice
The crying Earth the weeping shores?

Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah
Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah

日の出はどうなるのか。
雨はどうなるのか。
私たちが手にするはずだとあなたが言っていたものすべては、
これからどうなるのか。
殺戮は続くのか。
時間はあるのか。
あなたと私のものだとあなたが言った、
すべてのものはどうなるのか。
あなたは立ち止まって、
我々のかつて流した全ての血に、心を向けたことがあるのか。
あなたは立ち止まって、
泣いている地球、すすり泣く大地に、心を向けたことがあるのか。

ああ

What have we done to the world
Look what we've done
What about all the peace
That you pledge your only son...
What about flowering fields
Is there a time
What about all the dreams
That you said was yours and mine...
Did you ever stop to notice
All the children dead from war
Did you ever stop to notice
The crying Earth the weeping shores

Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah
Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah

我々は、この世界に何ということをしてしまったのか。
見よ、我々のしたことを。
あなたが、あなたのただひとりの息子に与えた
平和はすべて失われたのか。
花園はどうなるのか。
時間はあるのか。
あなたが、あなたと私のものだと言った、
全ての夢はどうなるのか。
あなたは立ち止まって、
戦のために死んだ全ての子供たちに、心を向けたことがあるのか。
あなたは立ち止まって、
泣いている地球、すすり泣く大地に、心を向けたことがあるのか。

ああ


I used to dream
I used to glance beyond the stars
Now I don't know where we are
Although I know we've drifted far

Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah
Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah
Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah
Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah

かつて私は夢見た。
かつて私は星の彼方に垣間見た。
いま、私は我々がどこにいるのかわからない。
遥かに逸脱してしまったことだけがわかる。

ああ
ああ
ああ
ああ


Hey, what about yesterday
(What about us)
おお、昨日はどうなったのか。
(我々はどうなるのか)

What about the seas
(What about us)
海はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

The heavens are falling down
(What about us)
天上は崩れつつある。
(我々はどうなるのか)

I can't even breathe
(What about us)
私は息をすることさえできない。
(我々はどうなるのか)

What about the bleeding Earth
(What about us)
血を流す大地はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

Can't we feel its wounds
(What about us)
我々はその傷に気づくことができないのか。
(我々はどうなるのか)

What about nature's worth
(ooo, ooo)
自然の価値はどうなるのか。
(うう、うう)

It's our planet's womb
(What about us)
それは我らの母なる星の胎内だというのに。
(我々はどうなるのか)

What about animals
(What about it)
動物はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

We've turned kingdoms to dust
(What about us)
我々は王国を粉々にした。
(我々はどうなるのか)

What about elephants
(What about us)
象はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

Have we lost their trust
(What about us)
我々は彼らの信頼を失ったのか。
(我々はどうなるのか)

What about crying whales
(What about us)
泣き叫ぶ鯨はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

We're ravaging the seas
(What about us)
我々は海を荒廃させている。
(我々はどうなるのか)

What about forest trails
(ooo, ooo)
森の小径はどうなるのか。
(うう、うう)

Burnt despite our pleas
(What about us)
我々の嘆願にも拘らず燃えた。
(我々はどうなるのか)

What about the holy land
(What about it)
聖なる地はどうなるのか
(我々はどうなるのか)

Torn apart by creed
(What about us)
信条によって引き裂かれ。
(我々はどうなるのか)

What about the common man
(What about us)
普通の人はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

Can't we set him free
(What about us)
我々は彼を自由にできないのか。
(我々はどうなるのか)

What about children dying
(What about us)
亡くなりつつある子供たちはどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

Can't you hear them cry
(What about us)
彼らが泣くのがあなたには聞こえないのか。
(我々はどうなるのか)

Where did we go wrong
(ooo, ooo)
我々はどこで誤ったのか。
(うう、うう)

Someone tell me why
(What about us)
何故なのか誰か教えてくれ。
(我々はどうなるのか)

What about babies
(What about it)
赤ん坊はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

What about the days
(What about us)
日々はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

What about all their joy
(What about us)
彼らの喜びの全てはどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

What about the man
(What about us)
人はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

What about the crying man
(What about us)
泣き叫ぶ人はどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

What about Abraham
(What was us)
アブラハムはどうなるのか。
(我々はどうなるのか)

What about death again
(ooo, ooo)
再度の死をどう迎えるのか。
(うう、うう)

Do we give a damn
我々は呪いを掛けているのか。

Aaaaaaaaah Aaaaaaaaah

ああ ああ

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危機がじわじわ進んでいる。

70%も崩壊していれば、そのうち、ドサっと圧力容器の下に落ちそうである。落ちると、底に溜まっている水と接触して、水蒸気爆発が起きる可能性が高い。大量の放射性物質が撒き散らされるので、発電所は放棄される。全ての原子炉と使用済み燃料棒の暴走が始まる。

気分が悪くなってきた。

この期に及んでも然るべき地位にある人々が、原子力安全欺瞞言語を使っている以上、事態の悪化は決して止まらないだろう。

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1号機、燃料棒7割損傷…2・3号機も2~3割

福島原発

 東京電力は6日、福島第一原発1~3号機の格納容器内の放射線計測値を正式に発表した。

 1号機と3号機では、核燃料が一部露出した3月14日朝には、放射線量が、通常運転時の10万倍に達する毎時167シーベルトまで上昇していた。

 このデータを基に、燃料に小さな穴や亀裂が生じた割合を計算すると、1号機では燃料集合体400体の約70%が損傷していると推定された。2号機は同548体の約30%、3号機は同548体の約25%が損傷したとみられる。

 放射線計測装置は、事故時の燃料損傷を監視するために常設されている。被災後、計測できなかったが、復旧作業に伴い、14日以降のデータが明らかになった。1、3号機より事故の進行が遅かった2号機は、14日朝は放射線量も通常の毎時0・001シーベルトにとどまっていたが、燃料が露出した15日朝には62・7シーベルトに上昇。

(2011年4月6日13時59分 読売新聞)