下のスポニチの記事にあるようなことをしたために、例の西山さんが停職になったそうである。彼の経歴は以下の通りである。

◆西山 英彦(にしやま・ひでひこ)
1956年(昭31)生まれの54歳、神奈川県出身。
80年、東大法学部を卒業し通産省に入省。
米ハーバード大法科大学院修了後、
大臣官房報道室長、
原子力安全・保安院企画調整課長、
大臣官房総務課長、
資源エネルギー庁電力・ガス事業部長などを経て、
09年に通商政策局審議官に。

私の感じでは、こういうエリートで、こういうことになる人は、珍しいのではなく、一般的なのだと思う。住友銀行の経験では、表には一切でないのだが、背後で不倫はメチャクチャ横行していた。私は空気読めない君なので全く知らなかったのだが、退職したら後から後から、そういう話を聞いた。

言うまでもなく、大学でもセクハラはめちゃくちゃ多いし、不倫関係を利用してのし上がる美人女性研究者もたくさんいる。西山氏の相手の女性が一緒に訓告処分を受けた、ということは、セクハラによる強要なのではなく、女性の側にそういう意図があったのかもしれない。東大出が支配する東京電力も、大方、同じ様子なのだろう。

こんな無茶苦茶な精神状態のエリート連中なんか、絶対に信用してはいけないのである。そういう連中に原子力のように危険なものをお任せすると、どういうことになるか、火を見るよりも明らかであろう。

では誰がやったらいいかというと、どうせどんな人間だって、基本的には、馬鹿で、スケベで、ズルイので、誰にやらせたって、同じくらいヒドイ事になるのである。それゆえ原発に限らず、地球を破壊しかねないことに、人間が手出ししてはいけないのである。

逆に、地球を破壊する心配のない、生態系や文化や人の心を豊かにする、欺瞞のない仕事に精を出せば、馬鹿で、スケベで、ズルイはずの人間が、あら不思議、賢くて、下心なく、誠実な人間になるのである。原発などは直ちにやめて、我々の持つ力のすべてを、そういう仕事に捧げなければ、人類は早晩、地球全体を道連れにして、絶滅する。

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朝日新聞 2011年9月30日21時20分

西山前審議官に停職1カ月 勤務中に不適切行為

 経済産業省は30日、週刊誌で女性問題が報道され、海江田万里元経産相から厳重注意された西山英彦前審議官(54)=大臣官房付=を同日付で停職1カ月の懲戒処分にした、と発表した。省内で報道について事実関係を調査した結果、勤務時間中の不適切行為があったと認められたため。

 経産省によると、西山氏は今年3月下旬から6月にかけて相当な回数、経産省内の執務室で、勤務時間中に、女性職員と抱擁と口づけをしたという。女性職員も同日付で訓告処分を受けた。

 西山氏は東京電力福島第一原発が事故を起こした直後の3月13日以来、原子力安全・保安院の記者会見で報道対応を務めており、お茶の間の知名度も高かった。女性問題報道で報道対応を外れ、待機ポストの大臣官房付にされていた。

 西山氏の処分について、枝野幸男経産相は「今後二度と起こらないよう、全職員に規律徹底を図る必要がある。特に(原発事故で)被害を受けられた福島をはじめとする住民に改めておわびする」と述べた。

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保安院スポークスマン西山審議官、不倫で“更迭”

保安院担当を外された西山審議官
Photo By 共同 
 福島第1原発事故に関する経済産業省原子力安全・保安院のスポークスマン役を務めてきた西山英彦審議官(54)が29日、担当を外された。同省職員の女性との親密な交際を一部週刊誌に報じられたことを受けたもので、同日付で保安院担当も解かれた。事実上の更迭とみられ、海江田万里経産相は「あそこで情報を発信するには国民からの信頼がなければならず、より適任な方を選んだ」と、訪問先の佐賀市で記者団に語った。

 後任は森山善範原子力災害対策監(54)。同日午前の記者会見に出席し、交代の理由として「本人にも(報道について)問い合わせがあり、報道対応業務に支障が生じるのではないかとの懸念がある」と述べた。交代を聞いたのは28日夜だったという。

 東日本大震災以来、保安院のスポークスマン役は森山氏で5人目。

 西山氏は、報道があった今月23日、海江田氏から「業務に身が入っていないという誤解を与える」などと厳重注意を受けた。同日の会見では「深く反省している」と謝罪。その上で「事故収束へ全力で職務に当たっていきたい」と続投意欲を示していた。

 西山氏が初めて会見したのは事故発生翌日の3月13日午後。以降、連日会見を担当し、すっかり保安院の“顔”となっていた。スポークスマン役に抜てきされたのは「前任者に比べて物腰が柔らかく、話をまとめるのが上手だったため」(同省関係者)という。

 森山氏は政府・東京電力統合対策室から、29日付で対策監に着任。「事故収束に最大限の努力を払い、再発防止に貢献したい」と抱負を語った。

 <20代女性と路上でキス>西山氏の女性スキャンダルを報じたのは23日発売の「週刊新潮」(新潮社)。相手は経産省に勤める独身女性で、20代後半とみられる和風美人という。東電が事故収束に向けた新工程表を発表した今月17日の深夜、都内のバーでデートをし、その後、西山氏が路上で女性にキスをするもようなどを報じた。2人の関係が始まったのは約1年前といい、西山氏には妻子がある。

 ◆西山 英彦(にしやま・ひでひこ)1956年(昭31)生まれの54歳、神奈川県出身。80年、東大法学部を卒業し通産省に入省。米ハーバード大法科大学院修了後、大臣官房報道室長、原子力安全・保安院企画調整課長、大臣官房総務課長、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長などを経て、09年に通商政策局審議官に。
[ 2011年6月30日 06:00