ご好評いただいているようなので、下記の二つのブログを期間限定で「全員に公開」にいたしました。 お知り合いでご興味のある方がおられたら、教えてあげてください。

マイケル・ジャクソンは救世主である。
http://secret.ameba.jp/anmintei/amemberentry-10420348995.html

マイケル・ジャクソンの三層
http://secret.ameba.jp/anmintei/amemberentry-10522122451.html



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「マイケル・ジャクソンは救世主である。」に下記の「はじめに」を付けました。
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★はじめに(2010年10月31日追記)★

私は学生時代にスリラーのPVに衝撃を受けはしたが、真剣にその芸術に触れたことがなかった。それゆえ、彼の死去のニュースを聞いても、驚きはしたが、それまでであった。

その年の秋にあるレストランで食事していたところ、マイケルのコンサートの映像が流されていた。それは金色レオタードで腰をフリフリして何かを訴えるように歌う不思議な姿であった。私はその映像のインパクトに釘付けになったが、その店では「観客の声がうるさすぎるから」という理由で音を流さないで、別の音楽をかける、というひどいことをしていた。

ものすごいフラストレーションに陥って店を出たら、そのビルの一つ下の階がレコード屋で、そこではマイケル・ジャクソンの作品のキャンペーンが行われており、 Dangerous Tour のブカレストのDVDが大量に売られていた。まぎれもなくこれだ、と思って買って帰り、映像を見たのが私と彼の作品との真剣な意味での出会いであった。

その映像を何度か見るうちに、私は深い衝撃を受けた。それ以降、私は研究時間のかなりの部分を割いてマイケルの作品やさまざまの映像・資料を集め、解読した。その結果、私は、彼が20世紀最大のエンターティナー、芸術家、慈善活動家であるばかりではなく、最大の思想家の一人であるという結論に到達した。彼の作品は、その思想を厳密に表現するために、完璧に構成されているように私には見えた。

マイケル・ジャクソンは、ベートーベンに匹敵する音学家であり、リストに匹敵する演奏者であり、ニジンスキーに匹敵するダンサーであり、チャップリンに匹敵する映像作家であり、ゴッホに匹敵する画家であり、キング牧師に匹敵する非暴力活動家であり、マザー・テレサに匹敵する慈善活動家であり、スティーブ・ジョブズに匹敵する企業家であり、その上、最も優れた思想家でもあったのである。

その驚くべき能力と影響力の深さを考えたとき、マイケル・ジャクソンに匹敵する人物は一人しか思いつかない。モーハンダース・カラムチャンド・(マハートマ)・ガンディーである。

このブログは、私の解読した思想を記録しておくために書き始めた。もともとは論文や書籍とするための準備として始めたのだが、書き始めてみると、マイケルの思想を伝えるには、YouTube などに掲載されている動画を根拠として挙げることが不可欠であり、表現形式としても、書籍よりもブログのほうが相応しいことがわかってきた。

書籍化の道を探ってはいるのだが、形式がふさわしくない上に、どういうわけか著作権関係の問題もかなりやっかいであることがわかってきたので、難航している。それゆえ、このブログを主たる発表の場と考えることにした。

お読みいただいた場合は、コメントやメッセージを返して頂けると幸いである。これもまた書籍では得られないことであり、マイケルの思想を論ずるには特に重要なことのように感じる。

安冨歩