結局、「ドグラ・マグラ」とは… | イラストを描いています

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※独断と偏見による感想です。つらつら書くだけでまとまりもなく(スミマセン)、多分ネタバレあります。ご注意下さい。

 

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久しぶりに、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んでいます。
まだ途中ですが、ちょっとだけ感想を書いておきたかったので。
 
 
買ってから27年(そんなに?!)。
何回も読んでいますが、作者が言うように、毎回読後感が変わっているような…。
 
 
結局「ドグラ・マグラ」とはなんだったのか。
 
話が入れ子状で複雑な構成になっていますが、実のところ強烈な社会風刺なのかな…。
今の社会にも通じるような気がする…。
 
言うほどエログロナンセンスではないんじゃないかなぁ~。
 
 
最近、ふっと思ったのが、
「突き詰めていくと、結局、画狂の話だったのでは?」
でした。
 
主人公の先祖と思われる画家は、国のため、死美人画を描こうと思いつき…。
 
リアルさへの執着がすごいというか…。なんとも悲しい。
 
でも一番悲しいのは、すごい話を見聞きしたものの、結局自分が誰だか思い出せない主人公なんだろうなぁ…。
 
自分は何者なのか。
深い話ですよ…。
 
ドグラ・マグラ、おもしろい話ですが、楽しくはないんだなあ…。
 
 
…というわけで思いつくまま書いてみました。
まとまりがないですが、今日はこのへんで!
 
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なんでおどろおどろしい絵にするのか…(涙)。
表紙絵はマグリットがいいな~。
 
 
今度はもうちょい内容を紹介しながら書きたいです。
脳髄の話とかおもしろいですよ~。