前回書いた
ブル君(仮名)
彼との事で
ひとつ思い出しました
40年くらい前
流行っていた
ゲームウォッチ
覚えていますか?
懐かしいですね〜
ウチの親は
「どうせすぐ飽きるだろ」
とか言って
買ってくれなかったな〜
今思えば
その通りだと思う(笑)
でも当時は
持ってる友達が
羨ましくて羨ましくて、、、
小学生の
たぶん夏休み
いつもなら
ジャッキーチェンになりたい友達と3人で
蛇拳や酔拳の修行を
していたりするのですが
その日はもう1人
ブル君がいました
ブル君は
買ってもらったばかりの
ゲームウォッチを
持って来ていました
(外で遊んでいるのに)
当然
貸してもらって
みんなで交代で遊びます
ブル君は
瞬間的に
自慢げです
しかし
何回かやれば
満足してしまい
違う事をやり始めます
急な坂を
駆け上がったり
飛び降りたり
草むらで
バッタやトンボを捕まえたり
川で水切りしたり
遊んでいる間
ブル君はずっと
ゲームウォッチを
手で持っていました
そしてついに
川が深くなっている場所の横を
通り過ぎるときに
ゲームウォッチを
川に落としてしまいました
スローモーションのように
川に吸い込まれていく
ゲームウォッチ
アーーー!
響き渡る4人の声
どーにもできない状況に
オタオタしていると
ブル君は一言
「また買って貰うからいいよ」
なんだと⁉︎
今なら
ただの強がりだと分かりますが
そもそも買って貰えない私達に
その発言は驚きでした
その後も
ブル君と遊ぶ事はありましたが
ゲームウォッチは
一度も目にしませんでした
以上
怒り狂う
ブルの母親の顔が思い浮かぶ話でした〜