前回の続きです


随分と探しまくって
住み込み従業員用の寮の様な
安っぽいプレハブ長屋に
泊まる事になりましたが

まぁ
突然やって来た団体客ですし
泊まれるだけマシです



そんな事よりも

海です!
海水浴です!
ようやく着いたのです!


北関東の河童たちは
海を見たら入りたいのです


早く〜早く〜
大人たちを急かします



旅館のおじさんが

すごく良い穴場がある

と教えてくれたので
そちらまで車で移動します



到着すると
そこは砂浜ではなく

岩に囲まれた
岩場


岩に囲まれた砂浜ではなく
見事に岩場でした


当然
海の家なんてない


他の海水浴客は1組だけ
ほぼ貸切り状態です





砂浜以外で泳いだ事が無く
少し戸惑いましたが

泳ぎ始めたらビックリ


海水の透明度!
魚がいっぱいいる!


本当に綺麗で
感動しました!







波が荒い



砂浜の波とは違い
波の来る方向は同じでは無く
ザッパンザッパンと
前後左右に揺られます




そして
もうひとつ大問題が


裸足です!


当時は
マリンシューズなど
無かった(たぶん)ですし
海水浴と言えば
ビーサンか裸足でした


岩場で裸足の危険性に
誰も気付いていなかったのです


荒波に揉まれながら泳いで
岩の上で休憩

また泳いで
岩の上で休憩

これを繰り返していると
いつの間にか

足の裏は
傷だらけ



脛や膝も
擦りむいて
血が出てる



夢中で泳いでいる時は
楽しくて気が付きませんでしたが
時すでに遅し、、、


それでも頑張って
1〜2時間は居たとは思いますが

だんだんと傷が増えていくばかり



大人たちに諭されて
諦めて宿に戻ります



戻ったら
大人たちは
夕飯前から宴会です

早く帰りたい理由は

怪我よりも
ビールでした






プレハブ長屋の敷地には
雑種犬が1匹飼われいて

その犬と触れ合ったり
トンボや蝉を捕まえたりして
(今も同じ事してる)
夕飯までの時間を潰しました




ようやく1日目が終了です

つづく