皆さん
注射の思い出ってありますか?
確か小学3〜4年生の頃の話です
私はたぶん小児片頭痛だったんですが
友達からは信じてもらえませんでした
症状は軽くて
我慢できる程度の頭痛
ちょっと痛くても遊びを優先してしまう
でも何もしてないと痛いのが気になる
しばらくすると治る
って感じでした
まぁサボりたいヤツに見えますよね
仕方ないと思います
事実サボりたかったし
当時はよく保健室へ行っていました
本当に具合が悪かったり
サボりたかったり
両方だったり
頭が痛い〜とか
気持ち悪い〜とか
ある事ない事言って
保健室で寝ていました
そんなある日
いつものように保健室へ行くと
先客がいます
生徒ではなく
白髪のお爺さんです
どこかのお医者さんらしく
保健の先生と
お茶飲みながら
楽しく談笑中でした
いつものようにテキトーに症状を伝え
休ませてもらう予定でしたが
お爺ちゃん先生が突然
「注射あるから打つ?」
などと言い出します
おいおいお爺ちゃん
そんな物は求めてないんだよ
皆んなが授業受けてる時に
ダラダラしたいだけなんだよ
思っていても
そんな事は言えません
いつもは女神様のような保健の先生も
「良かったね〜」
「打ってもらいなよ〜」
っとニヤニヤしながら
悪魔の微笑みで言います
お爺ちゃん先生が
カバンの中からぶっといお注射を取り出します
「じゃ、そこ寝てお尻出して」
お、お尻ですか?
ビビってます
安心させる為の2人の笑顔が逆に恐ろしい
やべえ医者達に人体実験されそうです
小学生の私には
逃げる術もなく
もう受け入れるしかありません
ベッドにうつ伏せになり
可愛いお尻をペロンと出します
診察もしないのに
打つ気マンマンのお爺ちゃん
ブスッ!
チュ〜〜〜〜
ギャ〜〜〜
っとは叫ばなかったですが
痛いし
お尻に注射されたのが恥ずかしい
ジジイにお尻をけがされた気分です
保健の先生が
「エビ山君、ちょっと休んだらもう今日は帰っていいよ」
意気消沈の私は素直に従います
その注射が効いたか覚えていませんが
お尻に注射された事だけが
深く記憶に残りました
そのせいで?そのおかげで?
少しずつ保健室には行かなくなり
いつの間にか授業をサボる事は無くなりました
その後も片頭痛は続きましたが
どうせ理解されないし
注射よりマシと考えて
我慢する事にしました
大人になり
片頭痛はすっかり治りました
診察しないで注射打つのは
今なら大問題かと思いますが
おそらくもう時効です
でも何の注射だっんでしょうね?
疑問です
今では
ケツ注射の事は
授業をサボった罰だったと捉えてます
お天道様は見てるんですね
昔の苦い思い出でした