ネタバレ
なんとなーく、話題になっていたんで、藤本タツキの原作を読んだのだが、あまり印象に残っていない。
アニメになって、また話題になってたんで、内容確認の意味でアマプラで観てみた。
しかし、今回も終わってみると、あまり印象に残らない。刺さらない。なんでだろう。
結構多くの人がこの作品で泣いた、感動したと言っているので、自分の感性が鈍いのだろうか…。
なんとなく、これから物語が動き出すと思ったところで唐突に終わってしまった感があったからかな。
起承転結の転がないままに終わったような感覚というか。
そりゃー、ショッキングではあるんだけど、そのショッキングな出来事にごまかされたような気分。
あるいは、元となった京アニの事件があまりに衝撃的過ぎて、その時の衝撃にくらべると薄く感じてしまうのか。
それと、漫画を読んだときから思ってたけど、どうにも主人公の性格があまり好きになれない。
それでも、自分が一番学年で漫画がうまいとうぬぼれていた主人公がもっと上手な存在を知って凹むあたりの展開は面白かった。
しかもライバルが引きこもりで、自分をリスペクトしていたという展開も良かった。
でも、そこから先はなんとなくよくある『まんが道』な感じで、ありきたりな展開に思えてしまう。
漫画もアニメも比較的短いので、物足りなさが残るのか。いや、短編であっても、長編並みの重厚感でずんとくるものもあるので、長さが問題でもないのかもしれない。
映像はクオリティは高いと思うし、悪くないのだけどねー。
やっぱり自分の感性にはぴんとこなかったと言うことか?