プライムビデオで観賞。
日本はなんというか、アニメはともかく実写はあまりSFとの相性がよろしくないような感じがするのだが、この映画は全体の雰囲気はいい感じに出来ていた。CG映像はやや安っぽさがあるが、そこは目をつぶろうレベル。
なんていうか作品の雰囲気がアンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』っぽさあるのね。
今、一見好青年だが、実は胡散臭い人格障害者にはまる役者といえば、伊藤英明か妻夫木聡かって感じで、この映画でも伊藤英明ははまり役だった。また、新木優子がとても綺麗で透明感あってよき。
ただ、なんかちょっと淡々とし過ぎちゃって眠くなるのよ。そういうところも『惑星ソラリス』っぽいかな。
ネタバレ
多様性の時代を取り入れる意図があるのか、主人公の女性がナチュラルにバイって設定なのね。
ただ、こういう設定になると途端に自分はぴんとこなくなってしまう。
一方伊藤英明の異常な感じがかなりリアルで、こういう夫をうっかり選んじまったら怖いなーとしみじみ思わされた。