原作は第13回小説現代長編新人賞を受賞した神津凛子による長編小説らしい。

にしても斉藤工って監督の才能があったのだなー。wikiを見るとちょこちょこ映画撮ってるみたいだけど、彼の監督した映画を観るのはこれがはじめて。

主演の窪田正孝、どことなく危うい雰囲気が漂っていてなかなか魅力的な俳優だなーと思う。

 

いわゆる心霊ものかなーっと思わせて、よくある都市伝説的なお話になるわけだけど、モデルハウスの時から思ったけど、地下室でなんで電灯をつけないんだろう…。天井も低いし使い勝手悪そう。

 

 

ネタばれ?

 

家に他人が同居していたという展開自体は「ああ、そういう話ねー」と特に新鮮味はないし、既視感もあるけど、不穏で薄気味悪い感じはよく表現されていて、それなりに退屈せずに観られた。

赤ん坊の目を潰すという結末はちょっとやりすぎかなーと言う感じもしなくもないけど。というか、妻がその行動に至る説得力に欠けるというか。狂気に落ちればなんでもありって言う安易さを感じる。

結論としては不倫はあかんよって言う道徳的なお話でした。(そうなのか?)

 

基本的にモデルルームをみるのって楽しいし、そういう意味では最初の家の内見とか、新居の内部を見るのが楽しかった。