昔観てめちゃめちゃ面白かった印象が残っているので、久しぶりに3本一挙に見直した。
裸の銃を持つ男(1988年)
裸の銃を持つ男 PART2 1/2(1991年)
裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱(1994年)
ゴルバチョフとか、ホメイニ氏とか、ブッシュやクリントン大統領など出てくる要人に時代を感じるねー。
レスリー・ニールセンはもともとコメディ俳優って訳でもなく、割とシリアスな映画に出てたのに、もはやコメディ俳優としての印象しか残っていない。とにかく彼の真面目な風貌と適度なすっとぼけ感が絶妙。
いろいろ問題を起こしてすっかり印象悪くなったO・J・シンプソンもこの映画ではいい味出している。
またヒロインジェーンを演じるプレスリーの元妻プリシラ・プレスリーもエロ可愛くて良かった。
今回は観た当時ほど面白いと感じなくなってしまったが、それでも、相変わらず笑えるシーンはあったな。
ネタばれ
一作目の笑えるシーンは、主人公フランクが車を止める度にまわりに迷惑かけまくるところとか、海の上に被害者のアウトラインが浮いているところとか好き。とにかく小ネタにくすりくすりとさせられる。あとフランクとジェーンが『プラトーン』を観てなぜか大爆笑して出てくる描写も笑えた。
二作目はフランクが別れた恋人ジェーンと再開し母親を思い出すシーンで、「まるで母親を求める子供のような目をしている」と指摘されるところは爆笑だったなー。
あと、ジェーンと昔行ったお店で思い出の曲をリクエストしたらピアニストがとんでもなく変な曲を弾き始めたところとかね。
で、今回三作目が一番面白かった。
特に最初の『アンタッチャブル』のパロディは最高ね。
あと、刑務所に入ったフランクが牢屋の鉄格子でコップをならしながら「黒人に自由を!」とか言い出すあたりも笑った。
脱獄するために穴掘りしている間に、ばればれのマネキンを置いてあるところとか好きだな。
アカデミー賞いじりも面白かった。マザーテレサの映画も笑ったなー。
割とアメリカのコメディ映画って、ゲイいじりが多いけど、この映画もやっぱりゲイいじりが多くて、今なら問題になりそう。
三作目で美人だけど随分がたいがいい女性が登場して、実は両性具有(もしくはトランスジェンダー)だったってオチになるんだけど、フランクがそれを知って吐きそうになるなんて描写もあったりするのよね。さすがに今は作れないネタだなーっと感じる。