庵野秀明監督のDAICON FILM制作の特撮自主制作映画。

最近島本和彦『アオイホノオ』を読んでいるのだが、この漫画に登場する庵野秀明がちょっと化け物じみていて面白い。

で、その流れでアマプラにあったこの作品を観てみた。

庵野秀明自身がウルトラマンを演じているというビジュアル自体はこれまでも目にしたことはあって、しょぼいおふざけ映画だと思っていたのだが、いざ観ると、結構大真面目に作られているし、特撮も自主制作ということを忘れるほどのクオリティであなどれない出来だった。

とはいっても、ウルトラマンをまんま人間が演じるという以外は特別目新しい感じもなく、とにかく『ウルトラマン』を好きな監督がその世界観を忠実に作ったんだなーという感じがする。

多分『アオイホノオ』を読まなければ観ようとは思わなかった作品だが、『ウルトラマン』をはじめとする特撮ヒーローものは若者にここまでの情熱を灯したのだなーと思った。